先ほど放送終了。

ビートたけしのTVタックルで風営法特集でした。
収録は2週間前で、僕もディレクターに色々現状を説明したりしていたのでスタジオにも同行していました。

1時間半ほどの収録時間でしたが、今日の放送内容とほぼ同じ論調・・・
風営法の現在の規制の仕方に疑問を投げかけるという展開でした。

ZEEBRA会長はいまの会のあり方を分かりやすく話してくれてました。
クラブ業界(と、本当に言えるようなまとまりも最近は強くなっていますし、業界団体も立ち上がりました)が自主ルール制定から法改正に向けての提言まで、議論しながら動いている。そういう現状です。

放送の中では住田弁護士が法解釈を説明、義家議員がクラブの問題点の指摘、ミッツ・マングローブさんは店のオーナーの視点、とそれぞれの立場から話していました。

義家議員の問題提起に対してはZEEBRA会長もしっかり答えていましたが、これはクラブ業界としては以前から対策を講じている議論ばかりです。
規制を緩くしたらどうなるのか? 当然、その先も見据えた議論が必要です。

僕は番組ディレクターに対しては、現在最前線で風営法の議論をしているダンス議連のメンバーは絶対ブッキングすべきだと伝えたのですが・・・それは叶いませんでしたね。
TVタックルのような構成の番組でこそ、議連メンバーの議員に法改正の現状を語って欲しかったので、その点は残念ですね。

弁護士も風営法議論の現場ではVTRで登場していた斎藤弁護士をはじめ、クラブとクラブカルチャーを守る会の立石さんや藤森さん、日本ナイトクラブ協会の川井くんらがいますし、大阪を始め全国にもたくさんいます。

政治家や弁護士の皆さんもこの問題に取り組み、議論している人がたくさんいます。

この番組で風営法への世間の認知度がまた高まったと思います。
その先になにがあるのか? 考えて、行動する。

ちなみに個人的には目の前でビートたけしさんと大竹まことさん、阿川さんが繰り広げるトークを楽しんじゃってましたが・・・ほふく前進!
風営店というくくりの下、クラブが性風俗(フーゾク)と一緒に語られてしまう問題、いわゆるラベリング問題があります。
このイメージのせいで、クラブ営業をしようにも大家さんが物件を貸してくれなかったり、銀行が融資してくれない為、風営法の許可は取れないという事業者もいるんですよね。

あとは・・・テレビ局の内規の問題かもしれませんが、クラブの画像にモザイクがかかってたり、声が処理されてしまうのもなんとかしたいですね~。
なんか、いかにも犯行現場みたいに見えてしまう気が・・・

さあ、考えて動きましょう!


クラブとクラブカルチャーを守る会としては・・・
先日発売のTOKYO WALKERにも告知が載ったのですが、5月3日に一般公募も含めた渋谷清掃活動を予定しています。
風営法は営業する事業者に対しての法律ですが、世間の、いわゆるクラブのイメージに関しては遊びに行くみなさんも含まれます。
注目を集めるこの機会にこそ、クラブカルチャーを守る活動に参加してみてはいかがでしょうか?Tシャツももらえますよ!

http://clubccc.org/

僕らが提唱するPLAY COOLというキャッチがあります。
クラブで遊んでる連中は「イケ」てる。そんなイメージを今後はアピールしていきたいですね。

さて、かくいう僕も。
共同通信の風営法特集の取材を受けていました。
朝日新聞の政治部の取材も先日受けています。
今までも色々な場で幾つも風営法特集が組まれています。
それだけ、メディアも注目しています。
様々な視点がありますが、共通するのは違和感と何度も浮かんでくるハテナマーク・・・そして、そんな法律の下で複雑な進化を遂げてしまったクラブの現状です。

25日には金光さんのNOON裁判の判決も出ます。

絡み合い、こんがらがっていた状況が少しづつほどけていく気配があります。
そこで顕になってくる問題に向き合い、なるべく多くのクラブやクラブカルチャーに関わる人々が幸せになる。
そんな未来をダンスホールで踊りながら味わいたいものです。