代替医療解剖 (新潮文庫)/新潮社

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これは大変面白かったですね。

さて。
僕は文系ということもあり。
科学的云々というアプローチに対して・・・
ムム、そうくるか・・・
と身構えるタイプである。

でも。
別に大槻教授のプラズマみたいな話でなくても。
なんか、難しいこと言われるんじゃないの?
それよりさー
自然っしょ?伝統っしょ?なんつーの。
科学で説明出来ないもん、あるっしょ!
いや、本当。僕もそう思うんですよ。
出来るならそこのファンタジーをね。ファイナルファンタジーを。
クリスタルを探してるワケです。

でもね。
医療はね。
やっぱ、治ってなんぼですからね。

で、金もかかる。

こりゃあね。
どんな理屈でもね。
治れば良いんです。

この本は。
そこを焦点に鍼やカイロプラクティクス、ホメオパシー、ハーブ療法を中心に。
検証してるんですね。
これがね、推理小説みたいで面白い。
代替医療の成り立ちから歴史を追いつつ。
臨床試験に基づくデータ比較で。
果たして代替医療で病気は治るのか?
を検証してます。

犯人は?
ってことにも繋がるので内容には触れませんが。
あと。
病気が治る。
病は気から!
を文字通りあらわすプラセボ効果についての言及も面白い。
とくに、この「解剖」は「トリック」の改題版なんですが。
そのあとがきにはプラセボ効果についての研究も載ってます。
イイネ!

各代替医療の歴史は歴史ドラマみたいで面白いし、
第1章の瀉血のくだりでかなり引き込まれます。
ジョージ・ワシントンの死因は?
英雄的治療とは?

それでは、プラセボ効果と戦ってたファンク集団の



PARLIAMENTを貼っておきましょう。
Pファンク!

でね。

この代替医療解剖のあとで。
今度はこっちを読むというバランス。

これもね。
面白いですよ~











人は死なない-ある臨床医による摂理と霊性をめぐる思索-/バジリコ

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こちらはまだ開いたばかり。

さて、どんな内容なんでしょうね?

読書の秋!
ファイ!



ゼロダークサーティー/キャスリン・ビグロー

はい。
観ました。ヘビーです。
結末は・・・世界中が知ってますが。
そこに至る、陰鬱で重たい対テロ戦。
アメリカ視点ではあるけど、決して善きことをしてるようには見えません。
イスラム社会に飛び込んでのアウェー感、不安感のストレス。
そこからの解放を目指す狂気と暴力。
冒頭、主人公が寝ようとするとずっとアラブ風の笛の音が鳴り響く場面が印象的でした。
ハートロッカーズに続く戦争モノとして。
面白かったです。
でもって・・・戦争だとどこまでやって良いの?という問いへの答えを。
ちゃんと考えさせられます。
やだやだやだ~