先週土曜日の江戸NOBOSEには家族で行って。
巨漢、礼君に娘が肩車されたりして遊んでました。

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博多の礼は漢字まで一緒の同じ名前。結構レアです。
嫁も子供が出来てからは久しぶりのクラブ。といってもNOBOSEなんで特殊なパーティーだけど。
大きい音で音楽聴きながら好きにノッて遊んでました。

完全に娘が寝ちゃったので連れて帰り、そして日曜も朝から体操教室なので夜は寝てましたが。
elevenは行きたかったな・・・午後3時まで結局やってたみたいですね。

で、その裏では。
皆さんもご存知のように、六本木ヴァニティに警察官50人による捜査が入り、経営者含む3人が風営法違反、許可なく客にダンスさせた疑いで逮捕されました。

ここのところずっとこの話題ばっかだし、もういいよ!
なんて思ってる方もいたかもしれませんが。そんな矢先です。

僕はヴァニティというクラブには遊びに行ったことは無いのですが、相当な広さで収容人数も都内最大級とのこと。午前2時に営業終了し、お客さんは外に出され、そして風営法違反の現行犯による逮捕との流れのようです。

記事もあちこちに出てますが、基本は以下のような論調。
都心最大級クラブ摘発 無許可ダンス営業容疑 警視庁

ただ、ここで今までとは少し違った印象を持ちました。
まずはダンス議連にも触れているのですが・・・
なんて書いて引用しようと飛んで見たら、今朝と記事の構成が少し変ってました。
以下は今朝は結びでしたが、今の記事だと摘発を免れるための偽装で終わってます。
これはなんででしょうかね?

さて。以下。
警察当局は時間外のダンス営業そのものより、クラブ側が店外のトラブルを放置する傾向にあることを問題視しており、警視庁幹部
は「店の客がトラブルに関与しているならば、何らかの対策を考えるべきだ」と強調している。

ダンス営業そのものも当然違法ですから、現状警察としては認めることはないと思いますが、それよりもクラブに原因を発するトラブルが問題だと言っています。

記事内では裏づけとして。
午後10時から午前8時までの麻布警察署への通報が2149件と指摘しています。
ただし、これは記者の文章力によるものなのか?不思議なミスリード、脱法クラブの営業時間にと重なる、という文言がついているものの明らかにあの地域全体の夜の通報の数です。
これが多いのか少ないのかは置いて、クラブに対する通報ではありません。
ヴァニティ周辺だけで125件という数字も出てますが、これも六本木の中心のロアビル周辺、という意味です。あの辺りに行ったことがある人なら分かりますが、それはもう賑やかです。

それはさておき、それでは問題は何なのか?
周辺への迷惑行為、酔客によるトラブルである。つまり地域の治安問題だと
ほぼ明言しています。
ダンス営業規制がズレていることは警察も認識しているということです。

先日から繰り返している、クラブ側がやるべきこと。
それを自浄努力と言ってきました。

個人的には・・・酔客のトラブルの原因をクラブだけに求めるのは理不尽だとは思います。
どこで飲酒したか定かではないし、居酒屋やカラオケをはしごしている人も大勢いると思います。家で飲んできた人もいるでしょう。
外での喧嘩にしても原因は様々でしょうが、どこまでクラブの責任と言えるのか?

でも、ここで考えるべきなのは。酔客によるトラブルなどが地域の問題であるならば。
地域のコミュニティーの一員として、クラブも出来る限りの対策を考えて協力することです。
原因の一端であり得る自覚を持ち、そういうトラブル発生の予防も考える。
トラブルが発生したらすぐに通報する。現在、こうする事のネックも前の記事に書いてます。

ヒビキラーがフーリガンを例に挙げてた話をしています。

具体的には①入場者に対するライセンス制②立見席廃止、全座席制の導入③柵などの設置、競技場の安全証明の交付④瓶→紙コップなどアルコール販売の統制⑤競技場内に中央管理室を設置し警察との協力強化⑥審判・判定への服従の啓蒙⑦地域・住民との交流強化…です。


僕も前の記事でもフーリガンに触れてますが、僕が80年代ロンドンにいた頃はそれはそれは激しく、リバプールがヨーロッパでの試合禁止処分を受けたりしていました。
60年代からイギリスではフーリガン対策を取っているようですが、そこには長い歴史があります、そうやってサッカーを楽しむ場を考えて来ているのです。

古いサッカーファンには昔を懐かしむ声もあるかもしれません。
ただ、本質的な「サッカー」を楽しむ場を提供すること。
それを考えた結果なのだと思います。

さて、僕が今回の件で考えたこと。

警察が風営法に基づいてクラブを摘発すること。
その目的が地域の治安の管理だと、ある程度整理されてきたのであれば。
そこに向けてクラブ側もアイディアを出していくべきではないかと思います。

そこが自浄努力の提案にも繋がります。

「なにもないだろう」よりは「なにかあるかもしれない」
なにやら運転教習のような話ですが、少なくともその姿勢を持ってることが
大事だと思います。

クラブが地域の一員として存在すること。
その意識の元でなにが出来るのか?
営業規模の大小によって出来ることも変ってくるとは思います。
やはり、ここでは小さなDJバーやラウンジのようなお店のあり方も考えるべきです。
治安問題であれば、小さな店がそれほど悪影響があるとは考えにくいですからね。

大事なのは、これが自浄努力であること。
決まり事を自分たちで考えて提案することだと思います。
行政などにダンス営業を下に規制されてきた歴史を考えたら、
自分たちの遊び場を自分たちでどれだけちゃんとコントロール出来るか?

そして地域の共同体の一員として。
クラブに集まる人種やそこでの表現をどう地域に理解してもらえるか?
地域の治安を乱す存在ではなく、一員として協力していくことが出来るのか?

その辺りに思考の進む道を感じています。

あと・・・クラブ自体のもつムード。
これはサービス業なので作りから内装から考えて「怪しげ」にも「異空間」にもして良いと思います。どういう店作りをするかは自由だし、そこも遊び場としての特徴です。
自浄努力だったり自主ルールはそれ以前の話です。

どうも誤解されがちなんですが。
僕はそもそも背伸びするためにクラブに通い始めたクチです。
僕の知らないオトナの世界が広がってるに違いない!というワクワク感が夜出かける動機
でした。それが僕にとってのクラブの魅力だと繰り返し述べてます。

もう一つ。
ご存知の方もいると思いますが、僕が脳梗塞を発症した場所はクラブです。周りに人がいてくれたおかげで意識を保てたし、すぐに入院出来ました。夜、寝てたら朝冷たくなっていたパターンです。だからクラブは命の恩人でもあり、それが今のところ無償で色々動いてる理由の一つです。

クラブとクラブカルチャーを守る会としては、現状にあった形で地域の中で営業していくことが可能なように風営法の見直しを引き続き訴えて行きたいと思ってます。
そのためにクラブ関係者との話し合いを重ねていきます。

本日の日テレNEWS EVERYでは僕のコメントも使われていました。
これはヴァニティ摘発の前に収録していたのですが。
どっちにしろ今の風営法の見直しに沿った話なので実際に摘発があっても変るものではないです。
短い時間でしたが、メディアの風営法問題の扱い方も大分変ってきました。

これまでは警察発表のみだったのが両論併記のバランスを感じます。
NEWS EVERYでは導入部で警察の潜入捜査官の様子を報じ、摘発の違和感を感じさせる構成でした。このニュース映像は日テレのHOMEPAGEで動画で配信されている模様です。

ヴァニティ摘発のニュースは、結果として世の中の人に風営法問題を考えるきっかけを作ったことになったと思います。午前2時に外に出されたお客さんは大変だったとは思いますが。
このタイミングで問題を知った人も多いと思います。

世の中は。社会は。変るのか?変らないのか?

考えていきたいですね!

で、パーティー!


蝕!あと3回!
6月1日!
渋谷GAME!23時から夜明けまで!


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B.I.G.JOE&DJ SEIJI!
DyyPRIDE!
FULLMEMBER!

日本語ラップでみんなで楽しく遊びましょう!


観た映画!

これも大分あるんですが。



扉をたたく人/トム・マッカーシー

コネチカット在住のくたびれた大学教授のウオルター。ピアニストである妻に先立たれ、孤独な人生を生きています。
ある日、ニューヨークの学会に参加するため、以前から所有していたニューヨークのアパートに久しぶりに行ってみると・・・

タレクというシリア人とゼイワンというセネガル人の移民カップルが住みついていた!どうやら空き家だと騙して彼らを入居させたヤツがいるらしい。
謝って家を出るカップル。でも彼らには行くあてがありません。ウオルターは仕方なく、彼らをしばらく泊めることになります。
タレクはジャズバンドなどでジャンベを演奏し、ゼイワンは手製のアクセサリーを販売しています。そんな彼らと過ごすうちにウオルターの日々にも変化が訪れます。

と、はじまる映画ですが。
色調はどんどん変化しながら一気に最後まで・・・面白かったです。



北国の帝王/ロバート・アルドリッチ。

リー・マーヴィン演じるAナンバー1というHOBO。
大恐慌で職を失った人たちがHOBOと呼ばれ、1930年代当時全米に溢れてました。
Aナンバー1はその中でも伝説的な存在と言われる男です。
アーネスト・ボーグナイン演じる、機関車の車掌。
彼の乗る19号という列車には誰も無賃乗車出来ないと言われてました。凶暴な車掌です。
当時鉄道会社は無賃乗車を繰り返すHOBOを敵と見做し、対立していました。

これはそのHOBOと車掌によるバトルの映画です!
二人の激しく濃い親父の対決。そこに若造も一人絡みますが。

とにかく、親父力!
全開!

これで映画一本作るんだから素敵ですよ!

ああ、また長文だ・・・

読んでいただいてる方には感謝!