デヴィッド・ボウイの歌でもDJ!



時代を感じますね。これはIm on airplayと言ってるディスクジョッキーのDJですが。
7インチを並べてますね。

昨日はDMC関東予選の打ち合わせ。

7月6日に渋谷eggmanで、一年お休みしていたDMC JAPANが復活!
全国でも予選がありますが、関東でもモチロン!

エントリーDJたちの熱いプレー・・・どう炸裂するのか?

風営法の話しをする時に、良く議員さんに現場を観てもらうのがいいのでは?
という意見が出ます。

YOKE君や僕で話していたのは、例えばJAPAN FINALで日本代表が決まる瞬間とかは観て欲しいですね。現チャンピオンも日本の威蔵。そして、次に世界に送り出す凄腕を決める。
日本のクラブカルチャーを知ってもらう良いタイミングかと思います。

JAPAN FINALは8月3日渋谷WOMB!

で、関東予選のジャッジでもあるDJ KEN-ONEからこんな映像が送られてきました。



福島の幼稚園に出張サービス!
だああ、これこれ!
子供たちの嬉しそうなはしゃぎっぷりは本当こっちも笑顔になってしまいます。
途中、ブレイクダンス?ってくだりが個人的に大好きです。

DJ YOSUKEはDMCにもチャレンジすると言ってます。
あんたらえらいよ!

実際、僕はなんだかんだクラブで楽しい思い出がたくさんあるし、クラブミュージックも随分堪能しました。あ、ちなみに良くクラブ=ヒップホプしか見てない人もいるんですが、僕はハウスもテクノもダブステップも四つ打ちもロックもレゲエもアニソンも含め、クラブでかかるダンスミュージックを広義に考えてますが・・・

僕は十分堪能して来ました。

これからの子供たちにもそうした楽しさや思いをたくさん味わって欲しい。
そして、好きなように遊び、踊って欲しい。

思えば風営法なんて65年前からあります。
ダンスミュージックが日本で盛り上がって80年代にもディスコが流行。
90年代には渋谷系からのクラブミュージックのブームもあり。

でも。

風営法のことは、実質的にそのままにされてきました。
動きはその都度あったのも知ってますが、実質そのままで来てしまった。

そのツケが、イマです。
クラブとクラブカルチャーを守る会のWatusiさんは言います。
「長い間クラブに関わってきながら、本当に申し訳ないと思う。その気持ちでいま、なんとかしようと動いています」
その気持ちでWatusiさんは参議院議員会館でプレゼンをしてくれていました。

これからクラブで、クラブミュージックで楽しむであろう子供たち。

好きなように楽しめる場があるといいですよね。

ただ、昨日現役65歳のHIPHOP好きのB爺ご夫婦に言われました。
10年程クラブに通ってますが、結構楽しんでます。

65歳と言えば風営法と同い年です。
B爺のようにFRESHに。風営法も着替えてもいいのでは?

僕は「クラブが安全な場所」だなんて思っていません。
ただ、それは「クラブが悪いところだ」というのと同義ではないのです。

街の色々な場所でトラブルは起こり得ます。
それぞれに対処法、対応方を考えていると思います。
根本的には、どういう街づくりをしたいのか?という話しにも通じる。
音楽を楽しむ場所が街にもあっていいと思う。それをどう位置づけていくか?
それぞれの街にあった方法があると思います。
(近所の商店街は本当に美容院だらけで謎です。美容院だらけで一軒づつには人はそれほど入らない。商店街のヴィジョンがないんだろうな~なんて。閑話休題)

人が集まり、酒を飲みながら、大好きな音楽を聴いている。人によっては踊る。
その場自体はポジティヴなものです。
ただ、そういう場で起こりうることを想定するのも大事です。
そういう場があっていい、いやあるべきだと僕は思います。
どう作るのか?

現状、許可をとって営業する場合。
酒を飲んで音楽で踊るならダンスホールの大きさは66㎡以上、
営業時間は原則0時まで。条例によっては1時まで。
18歳未満の入場禁止です。

知ってました?風営法取得して営業する店は昼であろうと18歳未満の入場は禁止です。
つまり、クラブが昼間も解放すればいい!と言う意見の人もいますが。
飲食を提供するのであれば、何時だろうと18歳未満は入れません。
そして、酒と音楽を楽しみたい大人は何時から遊べるのでしょうか?

会社員であれば仕事明け、20時くらいですか?
でも警備員の人は?看護士の人は?居酒屋でバイトしてる人は?
終電前に仕事が終わる人はどうすればいいのでしょうか?
大学で遅くまで研究している人はどうでしょう?

そしてもちろん、ヒマな人だっていつでも音楽を聴きたいと思うはずです。

いま、生活時間は人によってそれぞれです。
その人がその時間を選択してる場合もあるし、仕事の都合で仕方なくの人もいるでしょう。

全ての人に、せめて好きな音楽で遊ぶ時間を与えて欲しい。

と思います。
前回の記事でクラブ好きさんが書いてます。
まず、いったん法を守り遵法営業してから改正を求めるべきでは?
実はそれが無理な法律だから改正を求めているのです。

クラブはサービス業でもあります。仕事明けの時間、夜に遊びたい人にサービスを提供している側面があります。
現状、それは出来ないのです。法律を守ると出来ないのです。
都内で遵法営業をずっと続けているクラブを、僕は知りません。

いま、具体的にいつあるか分からない改正に向けて遵法営業をするという選択肢をとれば。
ほとんどのクラブはやっていけなくなります。

サービス業の基本は需要と供給です。
需要のない時間帯に場を供給しても商売は成立しません。

そういう事態があることがおかしい、と思うのです。

ちなみにクラブと話しは変りますが。
ダンス教室、飲食を提供しない場合4号という別の風営法の項目にあたります。
資格認定団体に認定された講師が教える場合、風営法から除外されますが。

ダンスには色々あります。世界中にダンスはあります。
資格認定団体を法人で作るほど愛好家がいないダンスもあります。
そうしたダンスを楽しみたい人は風営法許可を取らない場では出来ません。
高知で高齢者によるダンス講義が中止になったというニュースも記憶に新しいですね。

ダンスによってはライブパフォーマンスもあります。
この場合、飲食の提供もあるので3号になります。
サルサバンドで演奏する岩村教授が語っていました。
サルサのライブはお客さんを躍らせているから風営法の許可を取らない場所ではダメだ、と。
仕方ないからステージにお客さんをあげて、フロアで演奏してみたと。
最早とんちのような話しです。それでもお咎めを受けたと言っていましたが。

こちらはダンスにまつわるお話しでした。
前回の記事には日本ダンススポーツ連盟の山田さんからもコメントいただきました。
ありがとうございます!

さてクラブ。
前回の記事とかなり重複しますが。

僕はここの所何度かメディアの取材を受けました。

質問は基本同じです。

クラブは犯罪の温床だと思われていますが?
クラブでは騒音、暴力やドラッグの問題が指摘されていますが?

ここがスタートラインです。
ツイッターでも僕に「周りで犯罪を犯したアーティストなどはいますか?」と尋ねてきた方がいました。クラブの潔白を証明せよ!という話しでしたが。
風営法関係なく、ちょっとこの質問って人に対して失礼だと思いますね。
犯罪はどこでも起こりうるし、それはその犯罪を起こした個人に帰結する問題だと思います。

また、僕がラッパーということもあり。
ヒップホップの歌詞だったり、アーティストのスタンスを例に挙げる人もいました。
これでクラブのイメージが悪い!という話しです。
これに関しては・・・表現の自由です。どんな表現をしても良いと思います。
映画でも漫画でも音楽でも小説でも。僕はどんなファッションで、どんな表現をしてもいいと思ってます。僕自身、病気のせいですが眼帯です。不健全なのかな?
もちろん、この表現の自由への規制もいま危険視されていますが、それは別の機会に。

クラブは、そうした表現を発表する場であります。
そこで自由に表現をし、それを楽しんでもらうために合法化、ルール作りが必要になってくると思います。

あと、クラブはヒップホップだけではないことも強く主張しておきたいです。
ハウスのパーティーにも最近遊びに行きますが、お客さんは皆さんスマートな男女です。
自分の周囲のイメージだけの人が多いのも事実ですね。

で、実は騒音も。暴力も。ドラッグも。
それぞれに対応する法律があります。

ただし上述したクラブの営業形態があります。
いま、トラブルが発生したときに警察に通報すると。
逆に店側が違法営業を指摘されてしまう恐れがあるのです。
その為、通報しづらい現状があるのです。

営業が合法化すれば速やかに所轄の警察に連絡出来ます。

次に。人を集めて遊んでもらう場所として当然、トラブルは想定すべきです。
未然に防ぐに越したことはありません。

18歳未満の入場、あるいは飲酒のことも考えての未成年者の入場禁止。
これは入り口で顔写真付きの身分証の提示を義務づけるべきでしょう。
実は都内のクラブではすでにどこでも実施されていますが。

二次騒音。
店の前や周囲に人が溜まらないよう注意を徹底していく。
定期的な見回りでクラブでの飲酒による酔客への注意も必要かもしれません。
すでに実施しているクラブもあります。

危険物持込、IDチェックを同時に入り口で担当するセキュリティー。
別法人のセキュリティー会社が外。クラブは内。
という住み分けでいくのが妥当でしょうか?
トラブルを起こした客には、サッカーにおけるフーリガン対策と同様の出入り禁止処置などもいいと思います。

でも、僕はここで思います。
セキュリティーは別会社なのでお金がかかります。
セキュリティーを雇う売上規模のお店であればいいと思います。
でも10人~50人程度のお客さんを相手に音楽を提供するDJバーや小箱はどうなのか?
セキュリティーにかける予算で店の売上が立たなくなる場合も有り得ます。

そして、僕が普段遊んだりライブしたりするのはこういう場所も多いのです。

ちなみにこうしたお店はそもそも風営法を取ろうにも面積が足りない場合が多いです。
だから、そもそも営業許可を取れません。

音楽には色々あります。小さなラウンジで身体を揺らしながら楽しみたい。
そういう遊び方に適した音楽もたくさんあります。
SOUL MUSICやボサノバ、歌謡曲。
それでも好きな音楽がかかれば踊りたくもなるでしょう。
ちなみに・・・クラブの悪いイメージで損しているのもこういうお店だったりしますよね。
落ち着いてるムードの居心地のよい店が多いです。
店のムードもふくめて夜の大人の憩いの場として機能することが多いでしょう。

風営法の現状がある限り、こうしたお店が合法営業出来ません。

これはクラブとクラブカルチャーを守る会でDJマイケルさんが発言したのですが。

バーで踊ってはいけないんでしょうか?
バーで踊っても良いようにしてもらえないだろうか?

バーはそもそも深夜営業をすでにしています。深夜酒類提供店として風営法の中で届出制ですが管理されています。

さて、これは発想の転換というか新しいアイディアです。
この方向性での考えも進めていくべきでしょう。

あるいは全く風営法から離れた興行場法で対応している例もあります。
ただ、これは別の条件も厳しくある程度の規模の店でないと取得出来ません。

こうした全体をふくめて、議論の内容は。
「風営法の見直し」

です。
クラブの自浄努力に関しても、店によって色々な事情があるでしょう。
それをなるべくしっかりヒアリングしていく。

その中で具体的な方向性を「考えて」いく。

僕が最近よく引用するのが社会学者の宮台真司氏の言葉で。

「他人に任せて文句を言う社会」から「自分で引き受けて考える社会」へ。

です。

ツイッターでも友達と集まる場でも議論は必要です。
でも、それがただの文句なのか?
それとも具体的な行動に繋がっていくための思考なのか?

今回も長文になりました。

ツイッターやFACEBOOKで考えの端っこを出していくだけだと話しがずれるたり。
途中の話しだけみて判断してしまったり。これは僕も良くあります。
もちろん、瞬発力で物事を考えていくのも大事です。
僕の考えも基本軸、スタンスは一緒ですが常に更新しています。

そんな報告でした!

とにかく。皆が楽しく、好きなように表現し、好きなようにそれを楽しむ。
そういう場が作れればいいですよね!

さて。
今日は博多の礼くんが江戸NOBOSEをVUENOSでやってます。
遊びに行こうと思います!

この人のイベントに出ると・・・
クラブってなにやってるところ?

えっとね。
大の大人がステージ上でブリーフの脱がしあいをやってました!

なぬ~!!!!???

アハハハ