SUPER 8を観たか?観てないならすぐに観よう!

SUPER 8/スーパーエイト ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]/ジョエル・コートニー,エル・ファニング,カイル・チャンドラー

¥4,935
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JJ エイブラムス監督、スティーヴン・スピルバーグ製作。

79年、自主映画をSUPER 8で撮影している少年少女たちがZOMBIE映画を撮っている時、ロケ地で列車が激突事故を起こす。その時撮影されていたフィルムを現像するとそこにはなにかが映っていた・・・

ってな骨格のストーリーなんだけど。これはグーニーズが果たしてきた役割を見事に受け継ぐ素晴らしい作品だ。主人公のジョーは母親を亡くしたばかり。元々ママっ子だったので寂しいのだが、父親もまた寂しく、その寂しさを紛らわすために保安官代理という仕事に没頭してジョーの相手をしない。
この親子の物語と。

ジョーと映画仲間たちがキャスティングした同級生のアリスという少女。街で有名なダメ親父の娘でもあるアリスは大人びた美少女。ジョーとアリスの少年少女らしい淡い恋の交流。

そして79年という舞台に併せた様々な設定。WALKMANの登場、ディスコブーム。チャリンコから街の景色まで全てが徹底している。観ていてワクワクすることこの上なしだ。

監督のJJエイブラムスは元々SUPER 8で自主映画を撮影していた天才映画少年で14歳のころ表彰された記事を目にしたスピルバーグが自分の昔撮ってた映像の編集を依頼したというのがそもそもの出会い。
その監督をはじめ、製作・撮影・音楽担当とみんながみんなかつてSUPER 8で自主映画を撮影していた映画少年たちで、その目標は当然スティーヴン・スピルバーグだった。そんな彼らが憧れのスピルバーグ製作で映画を作ることになる・・・という現実の物語もまた素敵なのだ。これは彼ら自身の物語でもある、ということ。

町山智宏さんのポッドキャストを聞けばさらに熱は高まるはず!

http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20111030

監督が「いま映画を作っているときの感情は14歳の頃と全く変わってない。全く一緒なんだ」と語っていた。これが素敵なんだ。好きなものを追い続ける姿勢、好きという感情は一生燃やしても大丈夫なんだということ。それがなんであれ、好きなものを一生懸命追うことが幸せなんだ。

そう思います。

昨日紹介したダニエル・ジョンストンや漫画家論争も全く同じ。

一生追い続けることが出来るくらいの感情。それが愛。うむ、その通り。

勇気をもらえる作品だった。

そういえば昨日紹介したダニエル・ジョンストンだが・・・もう一つ思ったのは欧米におけるキリスト教の存在の大きさだ。彼を追い込むパラノイアは全てキリスト教の考え方を前提にしている。そもそも普通に生きてる日本人だったら悪魔という概念自体を持ってないからね。キリスト教、恐るべし。


今週の金曜は危ないものはない。イベントのトレーラーがありました。



ちなみにこのイベント、決まるまでにちょっと個人的に引っかかることがあったので・・・
ライブがっちりやってスッキリさせたいと思っている次第です。

現場で遊びましょう!