3ヶ月が経過した。
行方不明の方々が死亡と認定される時間が過ぎてしまったことになる。
それでもまだ生存者が救助されていない可能性はある。一人でも多くの方が無事でありますように。
実感としての時間・・・どれくらいだったか?あっという間だったか?日常を取り戻そう!でも早過ぎないか?
思考はめぐる。
被災地の状況は端的にしか認識出来ていない。ただそれでも実感としてこれからの膨大な時間。
想像を絶すると言ったら乱暴だが。それでも、ガレキ一つ片付けるたびに想像する余地を広げていくしかないのだろう。
前も言ったけど、まだ病人でもある自分がじゃあ何をやれるのか?考える。考える。
地震が引き起こした事態。
原発。
これも考えなければいけない。まだまとまらない。でも明確に・・・反対である。手法としての脱原発。立場としての反原発。これは自分の中ではゆるぎないものになりつつある。
滅多に読まなかったNEWTONの特集を読んだり、様々な形で入ってくる情報を自分で勉強しているところだ。
いろいろな視点があるが・・・確実に自分が言えること。
放射性廃棄物の処分方法が決まっていない。何万年後の人にその処理を押し付ける方法がその時点でダメだと思っている。地面深くに埋める。何百年か後の人が何も知らずに掘り起こしてしまったらどうなるんだろう?
ゴミはちゃんと捨てなさい。子供でもわかる話。ベッドのすきまに突っ込んでもダメだよね。
青森に廃棄物を埋める施設が完成しつつあると言う。廃棄物もまた処理出来ないまま膨れ上がっているのだ。
もんじゅが機能していないからエネルギー増殖の夢も終わってるのだ。
自然エネルギーへの転換がリアリティーに欠けるという指摘があるが。
原発の安全性を高めるという主張にどれだけリアリティーがあるのか?それこそ目処なんて立たない。
そんな中、今日は新宿で反原発・脱原発デモが開催された。
ちょうど上京してたキャレックと、現地ではmocrockのRIMOやアルファの鈴木と合流して行進に参加した。
雨は上がり、蒸し暑い。聞けば鈴木の娘はもう5歳だ。親としての心配も話す。
前も書いたとは思うが、デモに参加した=原発反対のためになにか具体的な行動を起こした・・・ってほど単純じゃない。
むしろ、行動をうながすためのきっかけが溢れる場を作り出すこと。参加した人も、道で見てた人も。あるいは情報だけ追ってた人も。
なにかを考え、思考を巡らせるための・・・きっかけになる場だと思う。
その場を作るために結集したエネルギーは今日も凄かった。何人の人がいただろうか?
基本は警官の指導に沿っておとなしく行進した。それでも人が溢れることによるエネルギーは相当だった。
原発反対。様々な立場、重さで人は集まっていた。福島の方も多く見えた。
サウンドカーから流れる爆音の音楽は。
好きな曲だったり、メッセージのある曲だったりした。これも。考えるためのきっかけ作りだ。
思考を刺激する、エネルギーを体感するための。
考えながら行進した。最後は原発いらない!のシュプレヒコールを叫びながら。
サウンドカーではSDPのシンコさんがDJ。そしてECDがオンザマイク。
HIPHOPに対して・・・考えることも多くなってきた。
でも、そこにはあの憧れた、強く、そして闘う姿勢を見せてくれる、イケてる存在としてのHIPHOPがあった。
それも良かった。
俺はびびってる!と叫びながら強烈なアジテーションを繰り返すECD。
ファンキービーツを次々と叩き込むシンコ。
スチャダラアニやAFRAも行進していた。行進が終わったところでRUMIちゃんやSKYFISHJ君と会った。
考えて行動する。
政府の、東電の話は信用出来ない。でも、デモに参加して後は誰かがやってくれる・・・でもダメだ。
考えるのは自分。そこから行動するのも自分。
THINK ABOUT IT!