昨日の取材でふと口から出た言葉なんだけど。


「アーティストとは・・・自分がやっているコト、表現しているコトが。たとえ、世界50億人の一人として振り向いてくれず、認めてくれなくても・・・やり続けられる人、自分のやってるコトを良いと思えるヒトだ」


と話した。

実際、考えてみてもその通りだと思う。

自分という世界を構築出来てるかどうかだ。


これがポピュラリティーを得られれば周りからもアイツは凄いとかアイツはアーティストだ・・・となるし、

誰からも理解されなかったら・・・アイツは変人だ、バカだ・・・となる。

だが、これはあくまで周りからの見え方であり、そのアーティストの本質ではない。


一人でも他者からの共感を得ようとすること。

それはアーティストにとってはプラス・アルファの行為に過ぎない。本質的な問題ではない。

ポピュラリティーを得ること、他者から理解されること・・・これは全く違う問題なのだ。

1億人が凄いというアーティストと、誰一人理解出来ないアーティスト・・・本質的なところでは違いはないと思う。

アーティストであるコト以外の面、共感出来る表現だったり、人懐っこい表現だったり・・・そういう違いはあるだろうが。それは言ってみればスタイルの違いというか、表層的なものだ。


周りから影響を受けているとか、オリジナルだとか・・・それもまた本質的な問題ではない。


あくまで、そのアーティスト個人がどれだけ強固に自分のやっていることに確信を持ち、表現しているかだ。

そこに他者は介在しない。


で、逆にいえば・・・その程度のものだ。ということでもある。

一人の世界に・・・みなが群がったり、あるいは変人扱いしたり。


つまり・・・たかが!なんだけど。

されど!でも、あるワケだ。


いきなりド定番だけど、ゴッホとかがそれにあたるだろう。あるいはカフカもそうかもしれない。

宮沢賢治もそうかもしれない。無縁墓地に葬られたモーツアルト・・・


でも、評価されないのもさびしい。さびしいからそれを求めるアーティストも多いだろうが。

それはアーティストであることとは違う、もっと人間的なところに由来する気がする。

で、さびしさに負けて・・・自分の世界を出て・・・戻れなくなってしまうヒトもいるんだろうな。


誰もが認める天才、手塚治虫が貪欲にヒトの評価を欲したのは彼がアーティストから・・・というよりは

そういう性格の人間だったというだけで。敏腕マネージャーがついたら急にブレイクする新人なんかも。

本質的なところの問題ではない。


ううん、あまりまとまりきってないけど。


なにかに熱中した経験があるヒトならわかるかもしれないが。

熱中して作業してるトキはマジで周りなんか気にならない。目の前のコトしか頭に入らない。

その成果を発表したくなるのは、作業を終えてクールダウンしたトキだ。熱中の真っ最中にはそんな考えはなかなか出て来ない。熱中してる間はさびしくない。

さびしくなるのはその後だ。でも、ヒトによってはさびしくならない・・・つまり他者の理解を必要としないかもしれない。それでもその人もまたアーティストではあると思う。



アーティストなんてそんなモンだ。

そして、だからこそ素晴らしい。この考え方は開き直りにも近いものだが。


自分としては・・・これを考えた結果。

恐れず、表現すべし。やれよ!やれば分かるさ!

という勇気を得られた。みんなもガンガンやるべき!一人でも他者が評価してくれたらラッキー!

強くならねばならない。さびしさに負けず。


これは・・・石を売るのとはまた違うんだよな~。つまり、ビジネスってのは全く違う次元の、違う世界の話なのだ。


昨日ペラペラしゃべった中でこんな思考が沸いた。

アルバムのインタビューを受けると・・・こういう気づきが多々ある。だから面白い。

でもカスタムローライディングの誌面には載らなさそうだから記録として書いておく。


んで、今日は。


そんなアーティストの一人に会いに行く。



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KOOL KEITH先生!


このヒトの作品は相当数集めている。でもって全てがわかるわけでは全くない。近作では置いてけぼりにナルコトも多い。でも・・・上に書いたように。

彼はアーティストであり、オレの理解なんてのは必要としてない。

たまに解るコトをやってくれる。それがドえらい格好良かったりする。

とにかく強固で、強靭なのだ。

日本のバンド、54-71と組んでアルバムを出す。これがまたスペイシー・ロックで面白かった。


とりあえず谷ナオミの縛りSMビデオでもミヤゲに持って行こうと思う。

縄縛りのSMは日本独自の文化だというからね。変態ポルノマスターへの日本みやげ。


ううん。

昨日は深夜、久しぶりに音に漬かってボーっとしながら眠れた。


作業中は・・・



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GRAND FUNK RAILROADとか。これぞアメリカのロックバンド!ってな大きさがある。ドカドカ!ギュワンギュワン!!アメ車的なサウンド。ケチャプ。


んで、寝る間際に。



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STEVIEのコレとか。

丸くて優しいサウンドになっている。70年代はとがってても暖かいって感じだったけど。

このヒトもまた天才で、それこそ目も不自由なわけだから・・・中の世界は謎すぎる。

どんな景色が脳に映っているのか?それは誰にもわからないだろうな。

OVER JOYED!


さて。

KOOL KEITH先生の後は、COTTON CLUBにBRICKを見に行く予定。

D.L先生と一緒の予定。果たしてどんだけファンクなのか?


んで
今夜から!!


渋谷FAMILYの13周年だ!!!


今晩はKEN THE 390が登場します。サ上とロ吉もかな?


オレは明日の土曜日、SONOMIちゃんとかと一緒でお祝いします。

10分のステージ。


アニヴァーサリー登場は・・・13回目。

めでたいね!


お返事コーナー


kou1030 >>どんな体験でも笑いに転化出来る彼らはサイコウです!