だ~!忙しいぜ!!パソコン開くヒマもなし・・・ナッシング!


で、今日も・・・KEN THE 390のシングル「届けたくて・・・feat青山テルマ」の店着日。

これからKENと一緒に回ってきますヨ!フラゲ予定の人、遭遇するかもね?したらSO GOOD!


あと・・・一点。


sirenのコメントのような考え方の人もいるんだな~と改めて思って、自分の考えを簡単に書いておく。


ドラッグにしろ、犯罪にしろ・・・それは個人の問題です。


日本語ラップに対する世間の見方・・・そういう抽象的な相手、そもそも世間ってのは誰を指すのか?

「あなたが」どう思ってるのかそれが大事であり、それだけが大事だ。


ドラッグをやるようなアーティストの曲は聴かない!というなら、それはその人がそうすれば良い。

全体が・・・とかみんなが・・・という抽象的な枠を持ち出すことによって、個人は考えるのをやめる。


確かいにイメージはあるだろう。それだけで拒絶する人がいるだろう。

そこも・・・実は変えて行きたいとこなんだ。抽象的な世間とかからの攻撃が一番やっかいだ。


俺の考えは・・・


たとえ・・・どんな人が作ったアートであろうと。

そのアートに関しては、そのアートとして評価したい。音楽でも絵でも文章でも、だ。

作った人の性格や性癖や嗜好は影響されているだろうけど、あくまで作ったアートは独立して評価すべきだ。


俺はジョン・レノンの曲が好きだ。ポール・マッカートニーが好きだ。エリック・クラプトンの曲が好きだ。ジミ・ヘンドリックスが好きだ。レッド・ホット・チリ・ペッパーズの曲が好きだ。ガスコインが好きだ。マラドーナのプレーが好きだ。マイケル・ジャクソンの曲が好きだ。O.D.Bを愛してる。永山則夫死刑囚の本も読んだ。モーツアルトは凄いと思う。


みんな同時に名だたるドラッグ中毒者だったり、問題児だったりする。

俺はそういう理由で・・・彼らのアートを拒絶しない。パフォーマンスを否定しない。なぜなら・・・体験したとき、ヤラレちゃってるからだ。凄いと思っちゃってるから。

どんなイカレタサイコ野郎が作ったメロディーでも・・・美しかったら。そのメロディーは美しい。

そう感じることと・・・そのサイコ野朗を認めること、これは別の問題のはずだ。

凄い人物だと思ったとしても、その人物と同じ行動をしようとは思わない。別の問題のはずだ。


そして・・・ドラッグだったり犯罪だったりで・・・彼らがアートを作れなくなったら。パフォーマンスを出来なくなったら。それは凄く残念だ。先を見せて欲しいから残念だ。



だけど・・・それはそういう手段を選んだ、彼らの個人的問題だ。彼らが自分で解決するしかない。

環境がそうさせたかもしれない。社会のせいかもしれない。心の弱さかもしれない。

でも・・・そういう人間が作ったアートだ。そこに純粋に心動かされたら、それはもう仕方がない。


ワイドショーで・・・マイケル・ジャクソンが性癖だったり、整形だったりで叩かれてたとき。

コメンテーターは「こういう人が作った曲はダメだ。聴くに値しない。もうみんな買わなくなるだろう」と発言していた。


なぜだろう?


俺はマイケルの曲を聴いたら、いまでもその凄すぎる才能にやられる。いまでも曲で踊れる。

借金?離婚?大変だろう。彼の問題だ。解決して欲しいと思う。

でも・・・それでR&B界の見方なんて俺の中では変わらなかった。SOUL界の見方も変わらない。

好きな曲は好きだし、グッと来ない曲はグッと来ない・


アーティスト個人。それもまたアートだ。ジョン・レノンの生き方はアートだ。

COLD TURKEYという曲はものすごく格好良いが・・・ドラッグ中毒の苦しさから生まれた曲だ。

マラドーナのプレーはアートだ。波乱万丈な人生もアートだ。彼が選んだ人生だ。

プレー出来なくなったら残念だ。それはプレーが見たいから・・・


日本語ラップ全体をD.Oに背負わせる必要はない。彼個人の問題だ。彼が解決すべき問題だ。


だが、D.Oが作った曲はHIPHOPのひとつの財産だ。みんなが共有すべきアートだ。

だから。

世間と言われる目に見えない存在によって、彼の作ったアートまで封印されたのが残念だ。


ドラッグに手を出す人の音楽は聴かない。

そういう考え方の人は聴かなくて良いと思う。そういう人にとっては、いい影響なんてないだろう。

それもまたひとつの考え方だ。俺は否定はしない。


でも発売されなかったら・・・純粋に曲として、表現として楽しむ機会がなくなってしまう。

それが俺は残念なんだ。


そして・・・日本はそういう国だと分かっていて。そういう国で表現活動をするということに関する認識が

甘かったとしたら、そこが残念だ。自分が戦っている場所をしっかり認識するのも大事だから。


アメリカだったら・・・イギリスだったら・・・アフリカだったら・・・という話も確かに意味はない。

俺たちはここ日本で活動するアーティストだから。


そして、それぞれが自分のやるべきことをしっかりやるしかない。自分の考えに基づいて、自分が正しいと思うことをやるしかない。


それに対して・・・世間が!とかみんなが!こう言っているという反応ではなく。


俺はこう思う。私はこう考える。という反応があれば一番良い。


なんで、世間の見方を気にするんだろう?

世間なんて・・・半年前まではみんな朝青龍をたたいていて、いまじゃみんな拍手喝さいじゃないか。

世間ってのはやくみつるなのか?だとしたら、俺はそこには属していない。


あなたが・・・日本語ラップがダメになったと感じたなら。それはあなたがそう感じてるのだから仕方がない。

ただ・・・そう思ってないのに、他の誰かが否定しているなら。違うよと自分で言えば良い。

すぐ世間とかに置き換えないで欲しい。要は・・・あなたがどう考えているかだ。



俺は。露ほどもダメだと思ってないし、自分のやるべきことをやっていくのみだ。

それ以上のことは出来ないし、するつもりもない。いままでもそうだし、これからもそうだ。

日本のヒップホップを広める立場・・・どんな立場でも。強靭で格好良いアートを作って、メッセージを出して、伝えていく以外の方法はない。



D.Oはすごくいいアルバムを作った。だからみんなに聴いて欲しいと思った。


彼がいま直面してる問題は彼が解決すべき問題だ。頑張って欲しい。

そして当然、俺は待ってる。新しいアートを聴きたいから。


こういう話をするとすぐ犯罪を正当化するのか!とかドラッグ礼賛なのか!と言う人がいる。

その発言が的外れであるコトも上の俺の意見をちゃんと読めば分かるはず。的外れだから俺には当たらないよ。


まあ、勢い任せであまりまとまっていないかもしれないが。

この姿勢は今回思いついたものではなく、ずっと俺はこう思って活動している。

そして・・・これは俺個人の考えであるからして、どう受け取るかもあなた次第だ。


返事、コメントが多いので!落ち着いたらバシバシ返します!



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