(前号からの続き)
8月10日、初日
はじまった。はじまった。はじまった。
言うまでもなく、全日程の中でもっとも緊張感が高かった日。
冒頭の「イッツアシミワールド」の熱唱から火蓋は切って落とされた。
ベビーピーもスタッフの間でもパリっと張り詰めた空気が最高潮で、
「お客さんの前で、初めてみせるんだ!!」という意識が、あふれ出ていた。
出来栄えはあまり覚えていないが、お客さんの「だるそ~~~~ん!!」という大きな声援が、支えてくれた。エンディングの「水の星」を歌いきった瞬間、泣きそうになった。

二日目
前日の修正点を意識しながら望んだ。しかし、演奏や段取りを間違えないようにしようとするあまり、少し消極的な内容になってしまった。手堅くいくところと攻めるところのバランスって難しいなあ...でも、スタッフの人達と、そんな話もできて、みんなの一体感が強まってきたぞ!
ベビーピーの中で一番面識の薄かった門脇氏とも、一緒に客呼びしたり、炊出し食べたりして仲良くなったぞ(-^〇^-)こうへ~~~~い


三日目
ピアノ演奏はまずまずだったが、やはりもう少しアグレッシブにいけた気がする。
ほとんどがやることをビシッと決めてるので、迷いがおきることはないが、
途中、マイクパフォーマンスで家がユンボに壊されていく様を声だけで表現するシーンで大きな失敗をした。悪ノリしすぎた。こりゃあいかん。初日、二日目とウケてたシーンなので、取り戻さねば...
しかし、この日から日本の裏側アルゼンチンより迷ストライカー「ダティストゥータ」さんが応援に来てくださり、だるそんは感無量だった。ダティの登場により、役者やスタッフさんの空気も穏やかな失笑に包まれた。ありがとう、アミーゴ。

四日目
この日ぐらいになると、「慣れ」や「こなす」という意識が育ってきて、初日のときのような緊張感が薄くなってきたので、微妙に演奏を変えたり、遊びを入れたりしてみた。程よく新鮮な空気が生まれてよかった。しかし僕がちょい役で参加した、出演者全員で酒盛りをするシーンで小道具のコップを舞台上におき残してしまうという失態をしてしまった。それを直後の演奏中に見つけ、「あ~~~~~!!」と心の中で叫んだ。
個人的に五日間で最も悔やまれる瞬間だった。

千秋楽
全体を通してかなりいい出来だった。集中力も高かった!
演奏は力まずできたし、四日目に出た改善点も舞台ワークに活かせた。
最後の「水の星」も歌っててとても気持ちよかった。歌っている途中に幕が外されていく演出は「あーーこれでもう終わってしまうのか...」と感慨深かった。6月の蒸し暑い日の稽古の場面がよみがえった。うれしいようなかなしいような気分。
舞台をおりた後、しばらく袖で一人放心状態だった。

公演五日間を通して、僕が特に印象に残ったことは、「同じ場所で同じ演目をやる」ということについて。この表現の仕方は自分にとってセンセーショナルで、未知の領域だった。し
かしそれは、まったく同じことを繰り返す、いわゆる反復ではなくて、むしろさまざまなものが変化する中で、同じことをやろうとする「反動」であるともいえる。
日々変わる気候やお客さん、スタッフさんや役者のモチベーション、自分を取り巻く状況などの変化が常に生まれている。いろんな環境が変化する中での「同じ場所で同じ演目」をやるということは、本当に微妙な変化を気付かせてくれ、一つの物語の結末に向かって、神経が研ぎ澄まされた。
はじめて本格的に芝居に関わり、他にもいろいろな新鮮な体験ができました。
全日程、苦手なMCをやったり...
公演中にレコーディングしてサントラCD出したり...
西部講堂で寝泊りしてみたり...
いや~、それにしても台本から演出、役者、照明、音響、セット、美術、小道具、衣装、チラシ、炊出しに至るまで、クオリティがめちゃ高かった。あの面面面子がっての「青い紙魚」。
みんなベビーピーを信頼してたし、大好きな人達だった。
間違いなしのキャスティングだった!!
また、ベビーピーとやりたいな!!!はい、あくまで音楽です・笑
以上、だるそん夏の自由研究~青い紙魚~レポートでしとぅわ(^。^)y-.。o○

