これまでに食べた一番いいお肉は?
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しかし神戸牛とは、確か但馬牛の成れの果て。幕末の兵庫開港時、外人さんがやってきて
「OH、これはデリシャス」
と賞賛したから神戸牛なるブランドが確立(たぶん)。
もともと但馬の牛が原産であり、このあたり競争馬によく似ている。サラブレッドの始祖は
・ダーレーアラビアン
・ゴドルフィンアラビアン
・バイアリーターク
この3匹が、サラブレッドの基。いずれも18世紀のお生まれです。
だから競馬も血統が、ひとつの観点となる。ハーツクライ産駒は割合遅咲きとか、逆にディープ(インパクト)はハナからイケる、とか。ブライアンズタイムの仔は水陸両用 ー 芝もダートも ー とか。
神戸の牛は、同じ兵庫県でも北方の、但馬が基。商人(あきんど)なら大阪の船場商人の原産地を辿っていくと、近江商人・松阪商人と、こうなります(本当)。
松阪屋の伊勢松阪が、いわば船場商人の基である。
人間は、伊勢松阪から近江を経て大阪に至った。牛もまた、松阪牛→近江牛→但馬牛→神戸牛と、こう来たのかも知れない。
自分はこんな話を、とても面白いと思う。俺が住む宝塚市の山べりは、清荒神(きよしこうじん)、売布(めふ)神社、中山寺・・・と神社仏閣が櫛比する。先年、勤めていた会社の常務リン(俺の一級下)が丹波篠山の産で、彼と飲んだとき氏は
「神社仏閣エリアは、丹波からずっと続いています。おそらくこれは修験道の名残りで、その終点は善光寺じゃないでせうか」
アジすか! 善光寺って「牛に引かれて善光寺」のアソコ? 信州の。
丹波から信州に至る修験道がもし本当なら、これはもはや長大なるシルクロード状態。ロマン溢るることこの上ない。
その伝で言うなら、神戸の牛もロマンチック。彼もまた、美味しく食べていただくために、伊勢から延々シルクロードだったのか。
愛おしくって堪らんが、商人が売り歩く道々を牛がついて歩き、松阪商人は「もしかしてこれ、売れるんじゃね?」と。
まさに隊商・シルクロード状態である。
では音楽。
◆今日は雨なので、BJトーマス『雨に濡れても』
ご存知ポール・ニューマン、レッドフォード、キャサリン・ロスの名作『明日に向かって撃て』(1969)より。This is ニューシネマですね。
例の『イージーライダー』 ー 曲はステッペン・ウルフのBorn to Be Wild ー
もそうだけど、キーワードは「自由」。
ベトナム戦争と反戦運動、公民権運動等、1970年前後は米国の岐路であった。そこで出てきたのが、いわゆる「アメリカン・ニューシネマ」。
理屈はさておき、我らジャパニーズも幼少期、これらの映画に(それこそ理屈抜きで)ガッツリきたもの。そんな体験はあれから半世紀を経ても体感としてひとつの「軸」となり、物差しとなっている。このような向き、多かろう。
だから現今のあれこれに、がっくり来たり怒ったり。
もうひとつのキーワードは「3人組」。『イージーライダー』ならキャプテン・アメリカことピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソン。『明日に向かってー』は上述のとおり。
個性は違えど本質は同じという、三位一体・トリニティ。
今日は「いい肉の日」とか。一般に、肉といえば西日本では牛を指すけど関東じゃ豚。
豚すかー。まあ、どっちも美味いけどな。
最後は豚に敬意を表し、
◆サバス(ブラック・サバス)で ー War Pig
なんで防衛費がGDP比2%も行くんだよ低脳。しかも人民に、更なる増税課すとか。
この物価高のなか。そして日本の国是は「専守防衛」、先制攻撃なんてあり得ない。。
とまれ、オジー・オズボーンって天才よね。