今日は11月1日。今年もいよいよあと2ヶ月。
10月頭にも似たようなことを述べた気が。
少年老い易く、学なり難し
一瞬の光陰 軽んずべからず
こう書いたのは朱熹(朱子、江戸幕府の官学だった朱子学の朱子さん)と聞いていたが、別人の作とも。
とまれ、少年にとって1年は長い。いっぽう年を重ねると時間が向こうからやってきて、猛スピードでワタクシどもを置き去りに。
H.G.ウェルズの『タイムマシン』に映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、コッポラ監督『ペギー・スーの結婚』
ニコラス・ケイジにまだ髪があった頃ですね。キャスリーン・ターナーって今どうしてるのかしら。
はたまた、号泣映画『ある日どこかで』・・・これってニコール・キッドマン&ユアン・マクレガー『ムーランルージュ』の元ネタじゃね?
でもいいのだが、これらタイムトリップ物を我々は、リアルで経験してるってわけ。
時の速さを実感すればするほど、過去の思い出は美しく今に甦る。そして、まだ見ぬ未来も概ね予測できるようになる。激的な(己自身の)変化はそうそうないだろう、と。
優れた作品は、そんなことをも思わせる。
世の中は移り移っていくのだが、世間も世界もこんな1人1人の「集積」。
ゆえに、いちばんだいじなのは人間の心。
11月1日にあたり、そんなこんなでNovember。
トム・ウェイツ。
※ウィリアム・バロウズや奥さんキャスリーン・ブレナンと作ったミュージカル『ブラック・ライダー』からの1曲です。