今日のお話は、実際に透析に通われている方しかわからない内容かもしれません。
申し訳ありません![]()
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先週の土曜日、透析中に「今度からスリッパを履いたまま体重計に乗ってもらいます。」と言って、各患者のスリッパの重さをスタッフが測って回っていました。
あとからスリッパの重さ分を引くわけですね。
これで入室がスムーズになるなあと思いました。
車いすの方も多いし、体重計に乗る際のスリッパの着脱もままならない患者さんも多いため、体重計に1枚シートを敷いて、靴のまま乗らせてしまうことも多いのです。
入室のときは廊下にずらりと列ができて、順番に体重を測るわけですが、ある人にはシートを敷き、次の人にはそのシートを外し・・・を繰り返していました。
中には耳の遠い方もいますし、「ちょっと待って!」の声すら聞こえず、シートを敷く前に土足のまま体重計に上がってしまう人もいます。
そうすると次の人が乗る前にスタッフが消毒してふき取る・・・という、なんとも面倒なことでした。
ところが、その帰りに渡された「お知らせ」がいまいち、理解できない![]()
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この度、新システム導入に伴い、・・・中略・・・、今後、正確で安全な透析医療を提供する目的にて体重測定後の風袋(着衣、お履き物等)を毎回統一しドライウェイトに組み込む形を採用する運びとなりました。又、衛生面も考慮し、お履き物のまま体重測定をおこなって頂きます。
つきましては順次ドライウェイトを変更してまいります。
患者様におかれましては体重にあまり誤差が出ないよう統一した服装で透析をお受け頂くようご協力をお願い申し上げます。
この文章、わかる方いますでしょうか![]()
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私、いっこも分かんないのですけども。
そもそも、「風袋(ふうたい)」なんて言い方、私はじめて聞いたんですが、これは一般的に知られている表現??
重さを測る際の、そのものだけでなく外側を覆っているものを含めた重さを言うらしいのです。(調べてみた)
人間で言えば着ているもの込みの体重、物で言えば外側の包装も込みの重さ、といった具合。
で!ですよ?「風袋を毎回統一しドライウェイトに組み込む形を採用」とは???
私は毎回パジャマの重さを統一するようにはしていますが、ドライウェイトに組み込む形・・・って、すでにそうなってますよねっ?
まさか裸で体重測って、そのあとにパジャマを着るなんて人いないわけで(笑)
なにをわざわざ分かりにくい言葉で説明しているんだろう・・・と。
しかも「つきましては順次ドライウェイトを変更してまいります」とあるのです。
風袋を統一させるのなら、なんでドライウェイトを順次変更する必要があるのですか![]()
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スリッパの着脱同様、自分では着替えられない方も多く、来たときの洋服のまま透析を受ける方も多いため、そういう方々は毎回服に応じでドライを変更する必要があるのでしょうけども。
でも「風体を統一させる」といっているのです。
だいだいパジャマならともかく、洋服で透析を受ける人たちに夏と冬とで統一しろっていうのは無理な話。
何度読んでも理解ができない状態で、今日の透析を迎えました。
それにしても「スリッパを履いたまま体重を測る」ってだけで、「新システム導入」とは大げさだな~と。
ところが今日行ってみたら、本当に「システム化」されていたんです![]()
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体重計に乗る前にスタッフがカードリーダーに患者さんのカードをかざすと、「山田花子さん」と音声が名前を告げ、体重計に乗ると、「○○.○キログラムです」と告げるのです。(しかも数字が、目の高さほどに設置されたPCのモニターに大きく表示されるのです。)
これは女性は嫌なんじゃないかと・・・![]()
そこに「 風袋1 200g 」となっていました。
私のスリッパは200だと聞いていましたので、この表示がそのスリッパ分と思われます。
そしてそのデータが直接コンソール(透析の機械)に送信され、除水量も自動で計算されるという仕組み。
と同時にパソコンにもデータが送信され、今までチャートに手書きしていた血圧やらなにやら、すべて自動で記録されていくことになったのでした。
いつも各ベッドのテーブルに置いてあったチャートがなくなってしまったのは、私としてはなんとなく不安![]()
だって今まではちょっと覗き込めば見えていたデータが、一切患者の目には触れないことになります。
うちの病院はなにかと説明が足りないので、このチャートを見ることで、エポジンの量が変わったのを知ったり、流量が間違っているのに気づいたり、注射がいつの間にかジェネリックに変更されているのを知ったり・・・ということが何度もありました。
そして、その説明不足が今日も患者の混乱を招きました。
私たちのようにちゃんと理解している患者にとっては、「除水○.○キロです」と言われても、「そこからスリッパの分を引かないんですか?」と疑問が生じますね?
「スリッパの分は引いてあります。」
「え、じゃあ除水量と計算が合わないですけど?」
「スリッパの分を引いた体重が送られています。」
結局ですね、体重を測った際にデカデカ見せしめのように表示された数字は、すでにスリッパ分を差し引いた数字で、その差し引かれた数字がコンソールに送られているのです。
つまり、あんな難しい「お知らせ」がありましたけど、患者にとっては表示された通りが自分の体重であり、なんの変わりもありません。
でも今日1回このシステム化を経験してみて、ようやく「お知らせ」が分かってきた部分がありました。
「風袋を毎回統一しドライウェイトに組み込む形を採用」というとわけわかんないですけど、「風袋の重さをあらかじめデータ入力しておき、測った体重から自動的にその分を除外する」ということ。
だから風袋が変わったときは「順次ドライウェイトを変更してまいります。」っていう意味でしょうか?
違ったりして(笑)
もう私の頭ではこれが精一杯でした~。
そして惜しいことに、これだけシステム化しておきながら電子カルテにはなっていないという・・・![]()
A先生:「紙カルテは廃止?」
副師長:「いえ、廃止じゃないです。」
A先生:「へ?じゃあカルテにも書いてデータにも入力するの?」
副師長:「え、データ入力してくださるんですか?」
A先生:「そりゃ患者さんになにかあれば入力するでしょ?」
副師長:「そもそも、入力してくれるなんていう気でいるのはA先生だけです。ほかの先生方は入力する気なんてさらさらないので、カルテに書かれたことを私たちが拾って入力します。」
A先生爆笑しながらも、いちいちカルテ記載とデータ入力と両方をしながら回診していました。
「便利になったんだか不便になったんだか・・・」と(笑)
というわけで始まったシステム化第1日目ですが、こちらとしてはいろいろ不安もあるし、しばらく経験してみないと良さがわからないなあ・・・って感じでした。
こういうシステム化、皆さんの病院ではとっくに始まっていたのでしょうか?