社会人の福音書 - Gospel of Business Players -27ページ目

さて、みなさんは今週いくつの会議に参加した(させられた)だろうか?

その中に、有意義な会議はあっただろうか?有意義な会議があったと答えた方、その会議で何か決まっただろうか?最初の質問と二番目の質問の答えの差が少なく、三番目の質問の答えを二番目の質問の答えの数だけ決定事項を言えた方は、相当効率の良い会社にお勤めでしょう。羨ましい限りです。

先日ご紹介した「ビジネス版 悪魔の辞典」での「会議」の定義は、以下の通りである。


【会議】 機会損失の少ない人が、機会損失の大きい人を束縛する犯罪。

※山田英夫先生、素晴らしい定義をありがとうございます。


そうです、会議は犯罪なのです。ということは、会議が多い会社は悪い(非効率)会社なのです(勝手に決めさせていただきましたが、反論する方もそうおられないでしょう)。そこで今日は、会議犯罪の種類を見ていきたいと思いますので、CSI Meetingとでも申しましょうか(大して科学的な分析はありません)。


【公然満足】

経営者や組織の長が部下達を拘束してもっともらしいことを話し続け、自分が気持ち良くなったところを参加者に見せ付ける犯罪。モザイクを掛けることができないため、多くの参加者は精神的に萎えてしまう。所謂自慰行為。話す側は“起ち”まくっているが、聞く側も立っていると更に辛い。稀に経営者がこの場で、上記の自慰行為より恥ずかしい自分の行為を謝罪することもある。


【長時間拘束】

特に明確な目的や議題も無く、「事前打ち合わせ」、「検討会」、「Workshop」などの名称で2時間以上の会議を設定すること。ジュースを飲んだり、お菓子を食べながら行われることもあり、犯罪者には罪の意識が殆ど無い。よくよく振り返ってみると、「まずは各々で意見をまとめてから、それを吟味する場にしておけば1時間くらいで済む会議」だと無駄な時間だったことに嘆く結果となる。


【定例罪】

定期的に会議を行うことによって、仕事をした感覚を得るために行われる犯罪。通常、自発的に発言する人が非常に少ないのが特徴。この犯罪と同時に、特定の人に対する“いじめ”が行われることも多い。手持ちのノートにさまざまな幾何学模様が描かれたり、窓の外をずっと眺めている人が存在する傾向にある。女子社員が筆談ホステスと化していることもある。


【同伴罪】

「勉強になる」、「参加した方がいい」などの誘い文句で参加しても意味の無い会議に付き添わせること。多くの場合、部下の業務負荷を配慮せず仕事を振る上司が引き起こすため、部下はますます忙しくなる。会議終了後に、「出た意味あんのか?」という疑問が永遠に残る。残念ながら、同伴しても銀座や六本木の女性のように食事をご馳走してもらえたり、会社から手当てが支給されるわけではない。


【連続放会議魔】

複数の役職者が自分の不安を解消するために次々といろいろな会議を入れるため、役職者の予定が殆ど会議で埋まってしまい、部下の通常業務の進行が妨げられる犯罪。秘書やアシスタントが、Outlookの予定表でパズルゲームをしなければならなくなる。この犯罪に紛れて、部下が井戸端会議やチャット、2ちゃんねる、ツイッターに興じる軽犯罪も多発する。


【オレオレ会議詐欺】

実際には殆ど会議を行う必要はないが、同僚社員を「みなさんのお知恵を拝借」、「ラフな感じで」などの言葉で巧みに(本当はそれほど巧みではない)誘い出し、オレ(自分)の喋りたい欲求を満たすために参加者の時間を盗む会議。会議らしく装うために「ブレスト」と呼ばれることも多い。


【宗教犯罪】

管理職者が、自分の業務や思い付きのビジネスアイデアを整理するために、忙しい部下を自分のところへ“お祈り”に来させ、可能な限り思い通りの世界を創造しようとすること。傍から見るとおかしな光景であるが、祈っている人たちは意外に気付いていなかったりする。意思の弱い社員は数回で洗脳され、良い上司であると錯覚してしまう。信者が女性だと召集の頻度が増す傾向にある。


以上、誠に勝手ながら、『会議の7つの大罪』とさせていただきます。しかし、これらの犯罪者の上層部が優秀でない限り、残念ながら逮捕することはできません。最後に、「ビジネス版 悪魔の辞典」による「会議」のもう一つの定義は以下の通り。


【会議】 出ないと不安だが、出るとやっぱり損したと感じる時間。


そして、損しないために「いかにして出ないか」の犯罪防御策を考える毎日。

共犯者にならないように気を付けましょう!!