社会人の福音書 - Gospel of Business Players -28ページ目
「例のキャンペーンをレビューしたんだけど、やはりカスタマーとのWebでのコミュニケーションを
エンハンスした方がベターだという小沢さんの意見には、トータリー・アグリーなんだよね。
今後のためにも、それをインプリした時のプロコンをまとめて、コスト的にジャスティファイするか
どうかもチェックしないとね。あと、この件は中村さんにも事前にコンファームしておいてね。
次回のミーティングのアジェンダはこれにするので、みんなとシンクしといてね。よろしく。」

これを読んで“変だ”と思われた方は、正常な感覚の持ち主かと思います。同様の会話を実際に
聞くと、数倍違和感を感じますし、内容があまり伝わってきません。意訳すると以下の通りです。

「例のキャンペーンを検証したんだけど、やはり顧客とのWebでのコミュニケーションを
促進した方が良いという小沢さんの意見には、もちろん賛成だよ。
今後のためにも、それを実施した時のメリットとデメリットをまとめて、コスト的に見合うか
どうかもチェックしないとね。あと、この件は中村さんにも事前に確認しておいてね。
次回のミーティングの議題はこれにするので、みんなと共有しといてね。よろしく。」

コミュニケーション、チェック、ミーティングなどの言葉は日本語化しているので違和感がないが
、他の横文字は明らかに不自然であり、全てとは言わないが、日本語で話した方がベター、いや失礼、良い。

日系企業の方はあまり馴染みが無いかもしれないが、外資系企業の社員にありがちな会話で、
私の印象では、特に30台半ばから後半の女性に多く見られる現象である。では、なぜこのような
会話をしてしまうのか、私の個人的な感覚では、以下の3つ内のいずれかではないかと考えている。

①英語があまりに堪能過ぎて、脳内で日本語より英語が先に出てきてしまう。
②相手を気遣って会話をすることができない(自分本位の会話=一方通行)。
③潜在的に、横文字混じりで話すことをスマートだと思っている。

当然①は仕方が無いが、私が今まで出会った横文字混じりの方は“堪能過ぎて”という程の英語力の
持ち主ではなかった。さらに③などは、関西出身でもないのに、やたらと関西弁を喋りたがる人と
同じレベルであると感じる。つまり、全ての人がそうだとは言わないまでも、必要以上に横文字を
混ぜて話す人はコミュニケーション能力が低い可能性が高いので、注意して接しておいて損はない。

日本人同士の時は、できるだけ日本語で話しましょうね。英語が堪能でも、賢い方、コミュニケー
ション能力の高い方は、きっと脳内でちゃんと日本語に変換されているはず。ちなみに、私は米国の
有名大学を卒業された、それはまあ英語の堪能な方(殆どネイティブレベル)を二人知っていますが、
どちらの方も横文字交じりではお話になりません。そして、お二方とも女性です。