就活生に告ぐ(1)~大手証券の労働環境~ | 証券会社にだまされるな!

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腐り切った大手証券会社の真実を明らかに。

最近、当ブログのアクセス解析を見ると、就活中の方からのアクセスではないかと
予測できるものがちらほら見られる。

頭の悪い経団連の気まぐれから、「短期決戦」を余儀なくされる就活生の皆さんのことを考えると、
心の底から不憫に思う。
「新卒一括採用」をさっさと止める方向に向かえばいいのだが・・・。



役に立つか保証しないが、当ブログでも大手証券への就職について改めて取り上げる。
全3回予定。

なお、以下の過去記事も参考にして頂ければ幸いである。
「何で下手なの!?残念すぎるセールスの“相場見通し力”(1)」
「何で下手なの!?残念すぎるセールスの“相場見通し力”(2)」




・最初の仕事は“一発芸”

さて、この類の記事に関しては筆者自身の体験を基に書いていく。

まず、支店に配属された新人の最初の仕事は“一発芸”だった。
同期と共に、当時流行っていた「ギター侍」のネタを
パクって、発表日前まで夜遅くでも練習。
また、カラオケで「絶対ウケろ」と先輩に命令され、モー娘の振付
皆で一生懸命覚えたことを今でも記憶している。


しかも、どういう「伝統」なのか、一発芸をやる前に1コ上の先輩に必ず了承をもらわねばならず、
芸に関して「つまんねーよ!」「死ね!」など言いたい放題されながら、
必死で芸のクオリティを高めていった。(今考えれば、皆すごく素直だったのだ・・・)


何のこだわりか知らないが、「芸はウケるのが絶対」で、
「ウケないヤツは、仕事も出来ない」とみなされると
何度も聞かされたものだ。
(しかも、先輩方は皆ふざけ半分とかではなく、マジ顔でそう繰り返していた!)



大学時代、筆者はまあこういう飲み会のノリをよく経験したが、
「まさか証券会社でもこんなのとは・・・」とさすがに衝撃を受けたものだ。


・夜の飲み会は最後まで絶対参加!

飲み会は新人時代問わず、よくあった。その時のルールは「早く帰るなどあり得ない」。
深夜2時だろうが3時だろうが、あるいはもっと遅くなろうが、
どれほど次の日の朝が早かろうが、途中で帰ってはいけないのだ。
(早い話が、イメージ通りのゴリゴリの体育会系なのだ。)


もちろん毎日それでは皆もたないので、いつもという訳ではない。
しかし記憶では、やっと自宅に帰れたらもう次の日の朝刊が届いてた、ということがよくあった。


特に転勤時期の送り出しなど、社内のイベント時は午前様が当たり前。
新人時代は特に、朝から駆けずり回って疲れ切っているのに、
飲み会が続く時は本当に死ぬかと思った。


しかも、帰宅してから、お客様への手紙を目標数書くのがツラい。
(証券会社では、新規開拓の為に富裕層に「会いたい!」と手紙を書きまくるのだ。)
この「手紙」については、既に多数の証券経験者が
色々な媒体で伝えている通りだ・・・。



飲み会ではもちろん「ウケないヤツは、仕事も出来ない」という目で見られる。
よくカラオケなど行くことになるが、その場で相当盛り上げなければならない。


昼はお客様のご機嫌取り、
夜は上司の太鼓持ち。



私見だが、証券会社では、上司はお客様以上の神様である。
上司に歯向かっても、徹底的に各方面から圧力をかけられ、損をするのは自分である。


だから、支店長・次長・部長・課長・先輩等には基本、絶対服従と思った方が良い。


お客様はともかく、上司をここまで持ち上げる必要があるのか、と
感じても仕方が無いとは思うが・・・。


確かに職場の飲み会は大事だと思うが、
次の日の仕事にまで影響するほどでは、絶対に駄目だろう。
しかも、「顧客のお金」を扱うというのだから、
言語道断と言われても仕方が無い、

と今では反省するしかない。
しかし、建前はあくまでも、仕事も付き合いもしっかりやる、という業界だ。


良く言えば、ストイック、
悪く言えば、「やせ我慢」大好きの業界なのだ。


・毎日毎日、数字数字!

これに関しては、上記リンクの過去記事にも詳しく書いた。


新人時代の必死な開拓で少しずつお客様が出来たとしたら、
次はもちろん手数料を稼がなければならない。


勤務年数を経るにつれて、手数料目標はどんどん高くなっていく。
ある程度年数が経ったら、月に手数料1000万稼いで
やっと認められるレベルだ。
月間手数料1000万と言ったら、手数料3%の投信3億円を
売り付けてもまだ足りない。

しかし、これでも一流とは言えず、本当に高いところまで出世するためには、
さらにずっと上のレベルを目指さなければならない。

しかも、毎月毎月その目標を達成しなければならないのだ。
「今月頑張ったから、来月は手を抜く」など、到底考えられない。
(だから、ある程度上手くやる方法が必要なのだが、それは多分に顧客を無視した取引だ。)


上司は毎日、支店全体の目標達成率にピリピリしているから、一日でも実績ゼロの日があると
ひどくにらまれる。二日連続でゼロ、など絶対にあってはならないことだ。

また、後輩にも実績で絶対に負けてはならない。
後輩に負けたら、一気に「ダメセールス」の評価が下される。


証券会社で生き残るには、何を犠牲にしても
手数料を稼ぐしかないのだ。




出来るだけ正直に書こう、と努めたが、やはり自然と批判的になってしまうようだ(苦笑)。

筆者が新人時代を過ごしたのはもう5年以上前のことで、さらにリテールセールス勤務だったと
いうことも割り引いてお読み頂きたい。
(大手証券はセールス以外にも様々な業種があるので、注意を要する。)

厳しい環境なのだから、それ相応の実力はつくかもしれない。
また、給料も他の業種よりかなり高いだろう。
もちろん、手数料をきっちり稼ぐという前提があれば、だが。



しかし、そこまでして本当に働きたいのか?
よく考えてほしいものだ。