荏原畠山美術館「茶道具と銘をめぐる物語

 令和8年8月28日(金)~9月27日(日)

 

 Instagramでちょっと気になる展覧会を見かけました。

 

 茶道具の「銘」にフューチャーした展覧会は私の記憶する限り今までありません。

 

 ちょっと愉しみです。

 

 

 この「銘」に季節感がでてくるのはいつ頃のことなのか?という問題は、一般的には「江戸中期」と言われているのですが、漢籍の教養のある人たちが「初花」という言葉の道具を用いるとして、春を思い浮かべないということがあろうか?と私は逆に考えてしまいます。

 

 例えば、秋に「初花」を使ったとしても、道具組みは秋ではなく春の装いをしたのではないか?という考え方です。

 

 つまり、時節と道具の季節を合わせたのではなく、道具組みの季節を銘の時節に合わせたのではないか?ということですね。

 

 現在であれば、時節に道具組みを合わせないと「季節が違う」と言われてしまいますが、「今日は春の趣向でお迎えいたしました」と、夏でも冬でも春を思い出して歌を読むような人たちですから、そういう季節感が「言外の内にあった」のではないか?などと考えたりする訳です。

 

 そのギャップを埋めるための「茶花=季(とき)のもの」なのではないかと。

 

 皆さんはどう思われますか?