茶花をしていると「和花」という言葉をよく聞きます。

 

 では、和花ってなんだと思いますか?

 

 

 

 コトバンクでは、「日本原産の草花。または、古くから日本で栽培されている草花。花材とされるものをいうことが多い。⇔洋花」という意味です。

 

 問題は帰化植物ですね。

 

 例えば秋明菊。これは、菊という名前が付く植物なのに、実は菊ではなく、アネモネの仲間。しかも、かなり古い時代に唐から渡ってきた植物だとされています。

 

 アネモネは地中海原産の花で、近似種であるのですが、秋明菊はどこが原産なのか分かっていないようです。少なくとも明代の「三才図会」という書籍が初出らしく、その頃に中国に入って来たのではないかと考えられます。「三才図会」が書かれた万暦35年は西暦1607年。日本では江戸時代草創期に当たりますので、これは江戸時代に帰化した植物と考えるのがよいのでしょう。

 

 となりますと、和花の概念から外れるのか?微妙だと思いませんか?

 

 この和と洋を区分するときの基準は実は「明治時代」だと言われています。

 

 それまで着物であったものを「和服」と呼び、それ以前からある文化を「和文化」と呼ぶようになりました。つまり、対義語が「洋」であるものは明治時代以後の区分けなのではないか?ということですね。

 

 それ以外には、日本原産に限るという考え方もあります。

 

 そして最後に「利休以前」「利休以後」で考える方法もあります。

 

 あなたならどの区分で和花を考えますか?

 

 個人的には室町時代以前以後(利休以前・以後に近い)で分けたいと思っていますが。

 

 そうそう、和名があるものは和花よ!という方もいらっしゃいましたがこれは賛同者が少ないようです(笑)