ハンネラはもとより贅を尽くすもの
ひとつ手前にたたみ一畳
これは、ハンネラの水指を使ったときの心得です。
ハンネラの水指というのは素焼です。
素焼ということは濡らして使いますが、焼締などと違って一刻(二時間)以上水に浸しておいても、水漏れが止まることはありません。
そうすると、畳が駄目になってしまうので、交換しなければならなくなるので、高く付くということになります。
手前は現在の点前のこと。
点前を一回するのに畳一枚とは、如何に唐物といえど、贅沢なものですね。
これを改めるために、柿渋を内側に掛けたりするようになったのだと思います。現在だと目止めを行って漏れないようにしているのですが(写物は)、本歌にそれをすることは難しいということで、御家流さんでは「藁を編んだ敷物」を使っていました。
御家元は「おむつ」と仰っておりましたが、赤子は宝。まさにあのハンネラ水指は御家流さんの宝にございましょうね。