毎年伺っている柳営茶会。

 

 年々主催側の方に知人が増えていく一方、客層が大分変わってきている気がしています。

 

 以前、安藤家御家流の先代であられる故・安藤綾信公が「色々な方に支えてもらえたら」というお言葉通り、多くの客を受け入れている結果なのでしょうが、市井の稽古が点前偏重に陥っていることが明らかになる場にもなっています。

 

 今回は、いつも通り宗靜先生と宗歌先生と宗和先生と回ることにしたのですが、残念ながら二席しか入れない結果となりました。

 

 まずは安藤家御家流さんの席に。

 

 牡丹の間(書院)を本席として、楓の間(新書院)を待合にされておいでで、こうすると、待合の話し声が本席に届かずにいいですよね。

 

 贅沢な使い方ですが、これがよろしいかと。

 

 9:30開始なのですが、みなさま8:30から来ていらっしゃるとのことで、えらく早起きなんですね。私はこれ以上早く来るのは厳しいので(近所のくせに)、二席しか入れなくても仕方ないと思っております。

 

 待合に入りますと既に大勢の方がいらして、ほどなく案内されましたが、既に正客に坐られていらっしゃるので、角辺りに陣取り、点前がよく見えるところに坐りました。

 

 点前は小寺先生。御家流小寺派のお家元ですね。分派してもきちんとお家元席の亭主を務めるのはさすがですよ。こういう在り方が、武家茶の基礎なんだろうなぁ。

 

 風炉は二条家の鳳凰風炉、棚は織部好の朱四方卓。据えられているのは葡萄棚が描かれた八方芋頭形の水指です。同手のものを畠山美術館で観た気がしますが、ツマミが特徴的です。