本日は旧暦五月十六日、雑節の入梅です。
 

 既に月曜日に九州・中国・東海地方は梅雨入りが発表されておりました。しかし、誤差二〜三日のこの節供、目安には便利ですね。

 

 関東は例年6月7日ごろです。


 これは二十四節気にはない雑節で、梅雨入りの漢語表現と言われます。毎年新暦6月11日頃で、この日から約30日間(一カ月)が梅雨とされます。

 

  つまり、これでようやく「五月晴れ」という言葉がつかえるようになる訳です。

 

 梅雨はもともと「霉雨」と書かれていたものが、唐の文人・柳宗元によって「梅雨」という漢詩が詠まれて以後、「梅雨」と書くようになりました。これは霉雨の時期が梅の実の時期だからとも言われます。同じ音の別の漢字を宛てて、雰囲気を変える言葉遊びですね。

 

 霉は「つゆ」と読みますが、黴(ばい)の字にも通じて「かび」とも読みます。湿気の多い季節なのでカビが心配な季節でもあります。

 

 この時期困るのが何を着ようかというものですね。
 

 私はこの時期、大体洗える麻の着物にしています。暑がりなので雨コートを着ると、滝のような汗になってしまうからです。  もう少しで夏至。夏至を過ぎれば夏物に衣更えです。もうちょっとで、褝も秋まで仕舞いですね。

 この時期の御軸としては「雨滴声」が一番ですかね? 個人的には「一滴潤乾坤」でもいいとは思うんですが「一雨潤千山」の方が好きです♪