土日、茶華道連盟のお茶会で、初めて他流の中置きを見て驚いたことがあります。
中置きのときに、水指を最初から斜め置きにしていたんで、えぇ~!?となったんですが、逆に他流さんからすると、こちらのほうがえぇ~!?なんでしょうね。
当流では置きつけの場合、風炉と並べて細水指を置きます。運びの場合も、一旦風炉と並べて置きつけ(仮置き)、ご両器を並べて、右に避けてから水指を前に引き出します。
最終的には千家さんと同じ位置になるのですが、初動の位置が違うと大分手が増えるなぁと感じました。
なにせ、運びの際の斜めに向いて水指を置きつけたのにはびっくりしました。
あとは建水の位置が高いこと。
前に出すと膝頭ぐらいにあって、それだと客から見えてしまわないか?と思ったのですね。
これは、建水の最初の位置が座の中心ぐらいにあって、そこから前に出すからなのでしょう。
当流だと、ほぼ腰横に置いて、前に出す(正面を6時から9時にしながら)ので、千家さんの初期位置ぐらいまでしか出しません。
これは建水の持ち方の違いでした。
男手と女手もありますが、手のひらを体の外に向けるようにして、建水を腰脇で持つ当流に対し、やや前に出して持ち出される千家さん。
なるほどこういうところも違うんですね。
細かい所作を一つずつ丁寧にみると今でも他流さんは気づきの勉強になります。