本日は入梅。

 

 今年の梅雨はまだまだなようで関東の梅雨入りは土日か?などと朝のテレビで言っておりました。しかし、この節供はあくまで目安ですので、まだ梅雨入りしてないやないかーい!と言わないで(笑)
 

 これは二十四節気にはない雑節で、梅雨入りの漢語表現と言われます。毎年新暦6月11日頃で、この日から約30日間(一カ月)が梅雨とされます。

 

 梅雨はもともと「霉雨」と書かれていたものが、唐の文人・柳宗元によって「梅雨」という漢詩が詠まれて以後、「梅雨」と書くようになりました。これは霉雨の時期が梅の実の時期だからとも言われます。同じ音の別の漢字を宛てて、雰囲気を変える言葉遊びですね。

 

つまり、これでようやく「五月晴れ」という言葉がつかえるようになる訳です。

 

この時期困るのが何を着ようかというものですね。
 

 私はこの時期、大体洗える麻の着物にしています。暑がりなので雨コートを着ると、滝のような汗になってしまうからです。 もう少しで夏至。夏至を過ぎれば夏物に衣更えです。もうちょっとで、褝も秋まで仕舞いですね。

 この時期の御軸としては「雨滴声」が一番ですかね? 個人的には「一滴潤乾坤」でもいいとは思うんですが「一雨潤千山」の方が好きです♪