金沢からいらしたギャラリー御倉さんで求めた松材の茶杓です。

 



 松は先代家元の好きな木で、透木や棚材といったものに好まれたそうです。透木はいずれ松材のものを指物師さんにお願いしたいと考えています。

 

 さて、以前、榊の茶杓を手に入れたことで、木地八種の茶杓を揃えようと考えた訳ですが、これは茶杓師の安住樂風さんに依頼せず、茶人などのものを探して使おうと思っています。

 

 さて、珍しい松材の茶杓があったことから、求めまして、月桑庵に迎えた訳ですが、問題は作者。

 

 南禅とあることから、京都の南禅寺であろうと考えたのですが、「宗紀」という和尚はおられません。

 

 やや似た字の「宗純」という方なら室町時代後期~末期に二人ほどいらっしゃいますが、茶杓はどうみても現代物。時代が合いません。

 

 宗紀ということで調べますと、長生会に属されている方で、平野黙涯という方の茶名が宗紀。この方は東福寺派の甘木山長安寺のご住職です。

 

 この方であれば、南禅寺に訪れたまたは、南禅寺の松を手に入れて茶杓を削られたということがあったかもしれません。

 

 南禅寺には縁結びの松というのが最勝院高徳庵にありまして、なんとも私にはありがたい(笑)、松なので、はっきりとするまでは、そういうことにしておこうと思った次第です。

 

 初使いはいつがいいですかね?