三席目は清月庵。

 

 ここはまず床が不思議な作りです。

 床が囲われてるんですよ!!

 

 そして、その横に台目のような相伴席があるんですね。人が三人ほど坐れましたので、一畳は有ったと思います。

 

 台目囲は何度も見たことがありましたが、床が台目のように囲われているのは初めて見ました。

 

 小棚は四方棚で、木地の拭漆……松木地か?

 誰の好みか聞きそびれました……が、自分の棚物好総覧にありましたwww<惺斎好 松木地摺漆 ですね

 

 水指は近江八景の芋頭。華奢な芋の蔦が目を引きます。

 

 棗は夜桜風の海松蒔絵――黒棗に黒蒔絵が描かれており、光の加減で見えたり見えなかったりします。

 

 夜桜は蝋色塗に本真塗で、わかりやすくしてありますが、こちらは、花塗に蝋色塗の盛蒔絵でしたので、ちょっとわかりにくいですが、趣は百倍あります。

 

 茶杓は兼中斎。銘は「花衣」で、裏が朱塗の茶杓でした。

 

 茶盌は、弘入の黒。隠居後のもので、まさに弘入作。

 ウチにある贋作の弘入より明らかに隠居印が小さいですw

 

 次茶盌は華やかな雲錦。

 

 替茶盌は織部黒……なのに白地があるんですよね。

 これは変わった茶盌でした。

 

 印象的だったのは、蓋置で、南鐐木賊兎蓋置。

 兎と木賊を象ったもので木賊は木製品を磨くのに用いられる植物で木賊で磨かれたような美しい月を詠んだ「とくさかる そのはら山の木の間より みがきいでぬる秋の夜の月」から、月と兎を掛けて、清月庵に用いられたとのこと。

 

 実はこれ、私が前日伺った、金谷五良三郎さんのカタログの品。

 私もカタログを見て実物を手に取ってみたかったのですが、お席主が初日に伺って持ち帰られたとのこと(笑)

 

 そんなこともあるんですね!と大笑い。

 

 いやはや、金谷五良三郎さんが結んでくださった面白い縁でした。