Twitterとか、Facebook、Instagramを見ていると、違和感を覚えることがたくさんあります。
あなたが伝統と思っていることは、本当に【伝統】ですか?
明治時代以降に変わった風習ではないですか?
特に着物の更衣(ころもがえ)。
江戸時代、新暦などありませんから、新暦合わせの更衣を伝統と捉えて従う必要なんてこれっぽっちもないと思うのですが、頑なに新暦合わせを貫く方々がおいでですよねぇ。
不思議です。
というか、不思議に思われなかったのでしょうか。
江戸時代は旧暦か二十四節気に合わせて更衣をしていました。暦がそれしかなかったのですから、当然ですね。明治に新暦が入ってきて改暦があり、無理やり新暦に合わせたのが新暦合わせです。
つまり、たかが百年程度の歴史しかないんです。
そんなことを言ったら、伝統行事だと思われている初詣は大正時代の鉄道会社のキャンペーンが始まり。除夜の鐘は昭和初期のラジオ放送が始まり。成人式にいたっては戦後に始まったものだったりします。当時は町興しの一環だったとか。
着物では江戸褄(現在の黒留)も明治、訪問着は大正。昔からあったものではありません。本来の礼装は黒無地紋付です。
そもそも、江戸褄と訪問着は「椅子に座ったときに美しいように」と裾に柄が入っていますから、茶道などのように畳に坐って正坐してしまうならば、着ている甲斐がありません。茶席に訪問着や江戸褄があまり相応しくないと言われる理由、ご理解いただけましたか?
色々あとからなんだかんだと変えられてしまっている「にわか伝統」。今一度、非合理なものは見直すべきだとは思いませんでしょうか。
実はこれ、茶道にもたくさんあったりします。
さて、どういうものが「にわか伝統」か、考えてみませんか?