稽古茶事の会「お茶事へ行こう」も二十一回を数えました。


 年5回、道具のない中で試行錯誤を繰り返しながらやって来ましたが、もう少しで道具も「数が揃う」かなぁ?と思っています。


 間に合わせの道具が多いのは当たり前で、何から何まで骨董やら有名作家やら千家十職やらで固めなければ気がすまないような趣味は私にはないので、ボチボチと集めています。


 色々と不手際があり御目怠いコトばかりだったかとは存じますが、この度は私も大きな勉強をさせていただきました。


 友人から預かっている萩が「水につけておいたら芯まで冷たくなった」ということです。今後はぬるま湯にでもつけて、温めておこうかと存じます。


 それでは会記代わりの献立と道具立てです。

 眺めながら席中を思い出していただけましたら幸いです。


 追伸

  席中では銘をつけなかった茶杓ですが、あとから思いつきました。


卯の花を 腐す霖雨(ながめ)の始水(みづはな)に
寄る木屑(こつみ)なす 寄らむ児もがも
『万葉集』(霖雨の晴るる日作る歌一首) 大伴家持


 より「霖雨(ながめ)」といたしたく。


令和四年四月廿二日 初夏 壬寅乙巳乙亥

献立
 飯 こしひかり
 汁 豆腐(辛子添え)
向付 白海老 海鞘の臍
煮物 鰤子大根 青紅葉生麩 長葱 結び白滝
焼物 わらさ西京漬 蓮根の紅生姜揚
強肴 筍 牛蒡 人参と隠元の豚肉巻
箸洗 梅肉昆布茶
八寸 沢蟹 チーズマンゴー
香物 蕪糠漬 胡瓜糠漬 梅大根 沢庵 赤蕪
湯桶 

懐石家具
 飯椀 輪島塗 梨地本膳家具 鬼佛庵贈
 汁椀 輪島塗 梨地本膳家具 鬼佛庵贈
 向付 有田 瓢
 飯器 京 朱塗糸目 平安陽光堂造
       通盆一双・杓子添
 煮物椀 輪島塗 梨地本膳家具 鬼佛庵贈
 焼物 染付 八角盛皿
 強肴 有田 蓋物
 箸洗 輪島 溜千筋 木浦静峰作
 八寸 杉木地
 香物 染付 手付四方鉢
 燗鍋 桐紋
 徳利 備前 榊原清人作
 湯桶 京 春慶筋目 白井表堂作 春慶湯の子掬い別添

汲出 青楽 吉村楽入作

床 軸   『松無古今色』 六々斎書
  花入  掛花入 布袋在判
  花   季のもの

釜 雲龍釜小 笠井宗裕贈
  風炉 眉風炉 月松斎作
  敷板 荒目板 大 津田哲斎作

棚 三角棚 流好
  水指 黄瀬戸 加藤唐三郎作
  茶器 唐津肩衝
   仕覆 紹智花兎
  飾棗 真塗 茶桶棗
  茶杓 鼈甲 銘「久世」
  茶盌 主 萩 井戸茶盌 蒲裕作
     次 赤楽 伝弘入
   建水  丹波 棒先 杉原祥公作
   蓋置  染付 吹貫

棚 江岑棚 総桑造
  水指 丹波 白釉耳付 八白窯
  飾棗 胴張棗 裏千家六代泰叟宗室 六閑斎宗安好
  茶杓 笠井宗裕贈 胡麻竹 銘「霖雨」
  茶盌 主 高麗青磁 朴慶煥作
     次 彩釉 森克徳作
     替 仁清写 手塚鳳山作
     替 古代唐茶 工藤寿楽作
    建水 唐銅 施建水 汲古斎好 中川儀平作
   蓋置 杜若 高野昭阿弥作
 菓子器  輪島塗 黒塗縁朱唐草蒔絵手附丸盆
 菓子司  うすべに 城州洛中 末富
      ぽろろんラムネ 城州天神 富久屋
      プチ・マドレーヌ
 御茶 四方の薫 山城宇治 山政小山園詰
                   以上