コロナ禍であっても、地道に活動している月桑庵ですが、新しいお弟子さんを迎えることとなりました。

 

 4月からのお稽古開始のお約束です。

 

 いまから、どのようにお教えしようか愉しみにしております。

 

 門人が増えるのは喜ばしいことだけではなく、教える側の準備も大変になります。

 

 それとともに、誤解されることが増えるということでもあったりします。

 

 といいますのは、教える方は教わる方の進捗を見ながら教えますので教えている内容がバラバラになりますし、指摘するポイントも違います。

 

 ところが「先生私には先程と違うことを言っています」と言い出す人がいるんですね。

 

 その人その人に応じて、どうやったら美しくきれいに見せられるように伝えられるかを考えますから、同じ所作を教えない場合も往々にしてあるのです。

 

 そこを掴むまでは師匠の方も手探りです。

 最初の一年ぐらいが一番気を使う時期だったりします。

 

 さらに上の点前になっていくと、違うことを教えることが多くなっていきます。

 

 飾り方や使う道具を変えて、扱いの違いを身に着けさせていく必要があるからです。

 

 同じ時間、同じ道具であっても、飾り方一つで点前は違います。

 人が違えば注意することも違います(間違っていてもその日はあえて見逃すこともあります)。

 

 師匠というのは深く考えて弟子をどう導くか、普段から考えているものなのです(そうじゃない人もいるかも知れませんが)。