茶道具というと、「中身」には凝るが、次第には凝らないという人が増えました。
ではこの次第、どんなものがあるか?といいますと……(茶入は除く)
・包紙
和紙でできた湿気取りの紙
・鬱金布
鬱金で染めた布。防虫・防カビの布
・御物袋
器物を保護するための袋。仕覆とは異なる。
・内箱
器物を保護するための箱
・内包
二重箱にする際の内側の箱を保護する風呂敷
・二重箱
内包と内箱を保護するための箱。塗と木地がある
・包風呂敷
二重箱を保護するための風呂敷
・名入札
名札とも。中身を改める必要がないように名称や印を書いた木札。
この風呂敷の話をFacebookで三浦紫鳳先生がちらりと書かれておいでで、私は更紗に造詣がなく(というか裂地に疎い)、興味をそそられたので、お尋ねしたところ……
「インドネシアのバティックは使いません」とのこと。
ここで更紗にも種類があることを初めて知ったわけですが、まだ、よくわかってはいません。しかし、調べたことをここに記事にしておけば、いつでも見ることができますので、しばらくお付き合いを(笑)
そもそも更紗って何?ってなりますよね。
更紗【さらさ】
インド発祥とされる綿織物。印度更紗。
捺染によって模様がつけられ、世界中に広まった。特にヨーロッパの産業革命のきっかけとなった。イギリス更紗、ジュイ更紗、ロシア更紗、ジャワ更紗、オランダ更紗、和更紗などがある。
ということらしいです。
日本で「古渡」と呼ばれる更紗は印度更紗で、十七世紀にイギリスがインドに進出してヨーロッパ諸国へ輸出した一部が日本にも来ていたものです。
これが、産業革命の引き金となり、現代に続く大消費文化を生んだというのは歴史の皮肉なんでしょうかねぇ。
で、イギリスがドンドンヨーロッパに更紗を持ち込んだ結果、何が起こったかというと「毛織物と絹織物の大暴落」です。
綿織物は吸湿性に優れて洗濯に強く、庶民の味方だったわけです。
こうなると、困るのは毛織物や絹織物の産業です。フランスなどヨーロッパ諸国は更紗の輸入を禁止するなどして対抗しますが、一度知った更紗の良さを民衆が我慢できるはずもありません。
こうして、各国で更紗の模倣が始まります。
イギリス更紗【イギリスさらさ】
別名、ヴィクトリアン・チンツ。
インドの模倣だった柄から、独自に進化したもの。
初期は銅板捺染で、平版捺染、ローラー捺染へと進化している。
ヴィクトリア朝(1837〜1901)になるとバラ、ユリ、ナデシコ、フウリンソウ、ツリガネソウ、ケシなどの身近な草花からモチーフを得たロマンティックでリズム感のある模様へと変化した。
特に花や鳥を特徴にした多色使いの華やかな更紗が生み出され、イギリスの自然を題材に異国情緒を盛り込んだ文様になった。
8色の物をホール・チンツ、5色の物をハーフ・チンツと呼ぶ。
ふむふむ。奥が深そうですね。
しばらく更紗の記事が続きます(笑)