師匠から言われた言葉の中に「槍が降っても茶席はある」というものがありますが、これは、「約束したからには必ず行く」という約束に対する思いが深いというか、義理を重んじるという考え方だと思います。


 どうしても行けないなら、代理の人を立てる。それは、お店に対しても同じことです。


 少し前に、ドタキャンや予約しておいて来店しないなどということが問題になりましたけど、茶道の心得のある人からすると「有り得ない話」ですよね。


 お店も仕入れし、人員の手配などを行います。


 売上の予定を立てて、予算組みをするのは誰も、何処も一緒です。


 現在は「キャンセル料を払えばいい」というよな風潮がありますが、不可抗力を除き、それは謝罪のお包みであり、払ったからいいというものではありません。


 私もかつて、お茶会で偶然居合わせた方からお茶券を頂いたのですが、都合が合わず代理の方を探すも居らず、不義理をしたことがございます。


 それ以来、その方にはお目にかかれておりませんが、お目にかかれましたら、お詫びをさせていただきたいと思って5年ほどが経ちました。


 緊急事態宣言が出たといっても、私は不義理したくないと思います。