茶道で使う帛紗。

 これは「使帛紗(つかいぶくさ)」とも言いますが、多くは単色の塩瀬でできた布です。

 

 畝のある羽二重で、三方縫いになっており、男は紫色、女は朱色、老人は黄を基本としているそうですが、当流では教授以上は「紫の帛紗」となっており、男性だから紫ということはありません。

 

 当流では、男性は紺または緑、女性は朱色または赤を用い、教授以上のみ紫となります。

 

 さて、この記事をなんで書くことにしたのかというと、Facebookであがったある記事についたコメントで意外にも多くの人が「洗っていた」からです。

 

 帛紗は洗いません

 

 絶対に!

 

 洗ってしまったものは、日常の漆器拭きにでも下ろしてください。

 クリーニングだろうが同じです。

 

 そんなこといっても帛紗は稽古したら抹茶がついて汚れる!とおっしゃる方は、私の【茶道具】魔法の道具その名は「組小羽箒」の記事を読んでみていただけますでしょうか。

 

 洗っても人間の目には肌理が整っているようにみえても、実は歪みが生じています。

 

 ですから、帛紗は洗わないんですね。

 

 汚れたら羽箒で落とす。

 しつこく羽箒でなでていれば、落ちます。

 

 古くなって汚れたものは、漆器の道具を出す時や仕舞う時に拭く布巾(古帛紗=ふるぶくさ)として使いましょう。

 

 棚物などをきれいにするのにも最適ですよ!


帛紗をば使ひさしても羽で掃け

汚れしものは水屋帛紗に 道舜