桜餅に東西の差があるのは結構知られていますが(西の道明寺と東の長命寺)、御汁粉と御善哉も違います。

 たた、何がどう違うのか?はなんとなく「違う』ということしか知らないや……ということで、調べてみましたよ!

 関東では

・汁粉=汁気のあるものに角餅
・善哉=汁気のないものに角餅

 関西では

・汁粉=漉餡の汁気のあるものに丸餅
・善哉=粒餡の汁気のあるものに丸餅

 じゃあ、関東の善哉を関西ではなんと言うのよ?となりますね。これは

・亀山または金時

 というんだそうですよ。
 初めて聞きました。

 と思ったらよく考えると、宇治金時って言いますよね。この金時は「汁気のない粒餡」ってことな訳ですから、関東では善哉の呼び方が2種類あるということになりますね。

 でも、亀山は聞いたことないですね(゜-゜)

 こうした東西の違いは微妙に困ります(苦笑)

 煮物と炊合せとかもそうですよね。
 関東では懐石の煮物のことを吸物といい、炊合せのことを煮物と言います。懐石の煮物椀に炊合せが入っていたら驚いてしまいますよね(苦笑)

 なので、茶道では基本的に関西の呼び名を使います。ということは、善哉も汁気のある粒餡ということになりますね(関東では田舎汁粉または小倉汁粉と言う場合もあります)。