茶扇子、正式には茶席扇子というものがよく使われていますが、武家茶道では白扇子(白扇)を使っているのをみて「????」と思ったことが在る方は多いと思います。
当流は六寸五分(男性)/五寸五分(女性)と聞いていますが、特にうるさく言うこともなく、六寸でも五寸でもOK。
茶席扇子を定めたのは表千家家元・即中斎の頃。
六寸五分として、女性は短くても良いということで、六寸や五寸五分が使われるようになったんだとか。
現在は再度而妙斎前宗匠が再度、六寸五分を言われるようになり、五寸五分の扇子もほとんど使われなくなったそうです。一般にも五寸五分はあまり売られていないですね。
裏千家さんは男性六寸/女性五寸の茶席扇子をお使いです。
つまり、茶席扇子は昭和になって一般化したということになります。
これは、明治以降、洋装が一般化していくにあたり、男女とも帯をしないため携行できる短い扇子が求められたということであると、扇子職人に伝わっているそうです。
ではいつからいまのサイズ感になったかと言うと、日本人が洋服を着る事が多くなり、常に帯をしなくなってからです。
その当時の扇子屋さんと茶道の先生たちが敬意を表す作法として必要な道具だからカバンに入る持ち歩きやすいサイズの方がいいんじゃないかとなって、今のサイズ感に落ち着いたという流れのようです。(金彩扇子職人米原康人[ブログ])
だとすると、着物を着るなら、別に茶席扇子でなくてもいいんじゃね?と思った次第です。
帯もしてますしね。
といいますのは、六寸五分の扇子を腰帯に指すと、歪むんですよね。
何本駄目にしたことか(苦笑)
米原先生のブログを拝見してますと「特に決まったものはなかった」とあります。
つまり、好きなものをそれぞれお好みとして使っていたということになります。
こうした歴史って、きちんと次の世代に伝えていかないと、わからないことだらけですよね。
私も白扇で点前してみたいものです。