これも何度も書いていることなのですが、先生になるというのはとても大変なことです。

 

 私がこの言葉に出会ったのは宮城谷昌光著『子産』でのことです。

 三倍の知識とは疑問・質問・真理を指します。

 

 教わる者がどんなことを疑問に思うか、どういう質問をするか、そしてその上辺だけの答えでなくその本質(真理)はなんであるかを教える側は知らなければなりません。

 

 その上で、「教わる側の状況(習熟度)」もみなければなりません。

 教わる側の準備が整っていない内に教えても身につかないからです。

 

 三倍の知識を持つためには、さらに三倍の労力が必要です。

 

 疑問を持つように仕向けたり、疑問を抱かせるように言葉を選んで、その疑問を質問に導くことが必要です。

 質問を引き出すために考え方を教え、調べ方を教え、そして質問させます。

 その上で、表面上の理を教え、身に付けさせ、その意味と意義を教えるのです。

 

「三倍の知識」の三倍の労力。

 

 これが出来るのがいい先生です。

 私も益々精進いたしますm(_ _)m