昨日はお寒い中、皆様御来庵くださいました。

 

 初使いで初表装のお軸は如何でしたでしょうか?

 こちらは鬼佛庵さんから頂いた有馬頼底の書を目黒の春鳳堂さんで表装したものです。

 表具を選ぶというのは本当に愉しいことで、正直に申し上げまして「表具をしたことがないのに茶人は名乗れない」と思いました。

 表具を依頼するだけなら簡単です。お任せで適当に表具を組み合わせてもらうのも簡単です。

 ですが、それは茶人ではありません。

 そこに物語(意味や意図)のない組み合わせなど、単なる職人仕事です。

 その辺りの話は別の記事に譲るとしまして……。

 

 濃茶では拙作の不安定さから煉りが甘くダマが残り、薄茶では干菓子を出し忘れるという失態。気をつけねば!
 お見苦しい場面も多々ございましたが、お赦しいただけますと幸いです。

 素人の茶盌ってこんなに使いにくいものなんですね。

 茶をたくさんいれて穂先を入れた瞬間「あれ?!」って感じました。穂の入り方が違うんですよ!

 あの茶盌でもっと濃茶を煉らないと駄目ですね。

 

 今回のテーマは軸が「冬」、花が「木守」でした。

 

 また、松平信次公より拝領した湘南チーズパイがとんでもなく美味しかったので、みなさまにもお裾分け(冷凍保存しました)。

 

 会記代わりにこちらに道具組みを掲載いたしますので、思い出していただけましたら幸いです。

 来月もお待ちしております♫

 

 旧暦十一月十七日 己亥霜月丙戌

 

 軸 冬嶺秀弧松 有馬頼底老師筆 表具春鳳堂
  花入 竹 一重口掛花入
   花 姫侘助 大盃照葉

 

 釜 間取霰達磨釜 菊地政光作
  炉椽 桑木地

 

 棚 葭棚 道舜好
  溜塗 杉木地 波多野匠斎作
  茶器 水滴茶入 三島 浅見与シ三作
  飾  真塗 鷲棗 利休好
  茶盌 主 黒織部 谷口祥八作 鬼佛庵贈
     替 赤楽 拙作 銘『尼御前』
  茶杓 珠光作茶瓢写 安住樂風作 拙銘『玄瓢』
   建水 飛騨春慶 面桶
   蓋置 竹 枉 拙銘『宇喜多』
  菓子器 朱塗 円菓子 鬼佛庵贈
  菓子  栗餡善哉

 

 棚 四方棚 而妙斎好
  水指 萩 尻張水指 天鵬山窯
  茶器 溜塗 梅形阿古陀 惺斎好
  茶盌 主 織部天目 左馬 前川電光作 鬼佛庵贈
     次 萩 井戸 味舌隆司作 銘『淡雪』
     替 赤楽 木守写 佐々木松楽作 拙銘『天守』
     替 仁清 松に梅 鈴木清安作
     替 安南 雲鶴文 平安尚泉作
     替 赤膚山 緑釉垂 大塩昭山作
     替 田代駒 田代法橋作
  茶杓 三節 笠井宗裕贈 銘「萱の月」
   建水 瀬戸三彩 加藤宇助作 拙銘『大袋』
   蓋置 仁清 金彩竹絵 紅雲庵贈
  菓子器 織部大皿 加藤宇助作
  菓子 桜 京材木町 亀屋則克
     干し戻し麝香葡萄
     紅葉・本 京南 高野屋貞広
     湘南チーズパイ 相模平塚 葦