珍しい目黒竹の茶杓写。
 目黒竹は世界中で淡路島の洲本市にだけ生育している珍種の淡竹で、室井綽博士が発見、近年天然記念物に指定されました。目黒竹の茶杓は藤村庸軒と松花堂に見られるそうですが、宗旦にも一振りだけあります。

 乙酉とは、正保二年。小春は十月十一日に催された遠州公の茶席に招かれた際に削ったものと考えられる。

 銘は「この里は冬のおく霜のかろければ 草の若葉ぞ春の色なる 藤原定家」より。

 正樋中節直腰面取留