大寄せとは「大寄せ茶会」の略で、「多数の客を招いて行う茶会」のことです。

 

 これに対し、少人数で行う茶会を「小寄せ」と言っています。

 

 厳密には定義がないので、人によって指し示す規模が違いますが、私の周りでは「一人の先生が行う小規模な略式茶事」レベルでしょうか。

 

 茶事というのは「懐石」があるのが一般的ですが、実は「菓子の茶事」という「懐石がない茶事」もあるんですね。初炭・菓子・濃茶・薄茶を基本とします。

 

 正式には「飯後の茶事」といいます。これが略式茶事です。

 菓子の茶事の趣向として「八寸・箸洗・酒」を出す場合もあります。

 軽い点心などを先に召し上がってもらい、八寸・箸洗・酒でもてなして、薄茶・濃茶とすることもできます。八寸を挟む場合は中立をします。

 また、点心を最後にしたり、濃茶のあとに点心など、順番を自由にできることもあり、菓子の茶事はやりやすいと言えます。

 

 小寄せと呼ばれる場合この菓子の茶事であることが多いです。

 

 少人数でやりますから当然、料金は高くなります【要注意】。

 少人数で値段が安いということはそれなりの理由があります(当庵の「お茶会へ行こう」は炭を省略しております)。

 

 懐石を省略した分、茶席の内容を濃くしようとする亭主が多く、ベテランさんには喜ばれる傾向もあるようです。

 

 他の方のブログを見たところ、小寄せには「複数の先生で人数限定にした茶会」もあるようです。私はあまり見かけたことはないですが、広尾の祥雲寺さんの初釜のスタイルがそうですかね。

 

 大寄せは私もあまり好きではないのですが、お弟子さんの披露の場でもありますから、否定はしたくありません。

 

 しかし、一番問題なのは「入れなかった!」とか「入れなかった分のお菓子を寄越せ」とかいうクレーマーです。こういう人が出ると対処しなきゃ!と思う方もおられるかと思いますが、私は「ほっとけばいい」と考えています。

 

 全席に入れないのは「当たり前」です。

 一回のお茶会で「二席」がボーダーライン、三席入れたらラッキー、四席入れたらスーパーラッキーぐらいに考えてほしいです。

 

 入れなかった席のお菓子を~なんてのは、そんなにお菓子が食べたいのなら、お茶券買わずに和菓子屋さんでお菓子を買ったらいいんです。

 

 待つのもお茶の裡(うち)。

 

 大寄せがいやなら小寄せに招いてもらえるようになりましょう^^