不偏之謂中、不易之謂庸。
中者天下正道、庸者天下之定理。
偏らずこれを中と謂い 易わらずこれを庸と謂う。
中者は天下の正道、庸者は天下の定理。
これは朱子が著した『中庸』の一節です。
偏りのない状態を「中」といい、変化しないものを「庸」といいます。
中というのは天下の正しい道を示し、庸というのは天下の定まった理(ことわり)を示します。
これは茶道においても同じです。
流儀ではこうであっても「茶道全体ではどうなのか」ということを念頭に置かなければ「偏り」が生じます。あることをする人が多いからといって、それを正しいとすることも「偏り」です。
正しいことは不易=不変であり、時代を超えた「軸」であります。
それを「間違いが広まれば間違いではない」と言ってしまうのは「誤り」でしかありません。
多くの人が間違っていても、正しいことは正しい。
茶道における庸は「規矩」です。
流儀にこだわらず、広く規矩を見つめることが大切であると私は考えますので、今後も切磋琢磨していきたいと思います。
不易之謂庸
このお軸欲しいですねぇ。