十二次とは「古代支那で用いられていた天球分割法」のこと。

 

 天球を赤道帯に沿って西から十二分割したもので、星紀(せいき)・玄枵(げんきょう)・娵訾(しゅし)・降婁(こうろう)・大梁(たいりょう)・実沈(じっちん)・鶉首(じゅんしゅ)・鶉火(じゅんか)・鶉尾(じゅんび)・寿星(じゅせい)・大火(たいか)・析木(せきぼく)という名前がついています。

 

 戦国時代以降に用いられて、年紀法の基準となるとともに、季節と太陽の位置の関係を示して二十四節気の移動を説明することに用いられたそうです。現在の二十四節気とは若干違い啓蟄と雨水、穀雨と清明が入れ替っています。


『漢書』律暦志・次度

 星紀 大雪・冬至 十一月

 玄枵 小寒・大寒 十二月

 娵訾 立春・啓蟄 一月

 降婁 雨水・春分 二月

 大梁 穀雨・清明 三月

 実沈 立夏・小満 四月

 鶉首 芒種・夏至 五月

 鶉火 小暑・大暑 六月

 鶉尾 立秋・処暑 七月

 寿星 白露・秋分 八月

 大火 寒露・霜降 九月

 析木 立冬・小雪 十月

 

 これらは月の別名ともなり、五月が鶉月(じゅんげつ)と呼ばれる由来にもなっています。

 また、二十八宿とも対応していて、月の干支とは別に十二辰とも対応しています。

 二十八宿というのは、天球を28の星宿に分割したものでエリアは不均等になっています。天の赤道付近にある28の支那星座のことでもあります。

 

 江戸時代にはこの二十八宿が一般的に知られていましたので、茶道でも詳しくしっているといいかもしれません。二十八宿の詳しい説明はまた別の記事にて。