干支による紀日法は日本では『日本書紀』以来用いられている一般的な表記法です。

 

 干支はそもそも、一ヶ月を三等分した旬に十干を割り振り、これに十二支を当てはめて六十日を数えられるようにしたものです。

 

 例えば、今年の元日は癸酉(みずのととり)で、癸が天干、酉が地支を表します。

 

 十干は商王朝時代に用いられ始めたもので、戦国時代に五行思想が取り入れられ、十二支と合わせて六十を数えられるようになっています。

 

 甲子はあっても乙子はないので、原則として五行×十二支=六十日ということになります。

 

 十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸。

 十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥。

 

 また、旧暦は月に小の月(29日)と大の月(30日)があり、一ヶ月の日数を数えるのに不都合があり、また、閏月があるため、干支紀日法が分かりやすかったといえます。

 

 例えば「七月甲子」と「八月甲子」があった場合、甲子~甲子は六十日ですから、閏七月が間に入っていることがわかります。

 

 現在まで三千年以上にわたって、この干支紀日法は続いており、詳しくは旧暦カレンダーを参照されるのがよいでしょう。