ヤフオクで見つけた半巾箪笥っぽい棚物(箪笥物)ですが、日曜日に届きまして、早速どう使うか考えてみました。

 

 

 

特徴は、

 

・摘みが丸(または輪)

・地金が花菱

・地板と思われたものが中板であろうこと

・中板の透かしは一文字?

・側面と背面の透かしは入隅

・蓋が倹飩

・寸法は半巾箪笥(旅箪笥金森宗和好)と同じ

 

ということです。

丸に花菱の家紋は「五島氏」の家紋で、これを用いた茶人というと「五島慶太」氏。東急電鉄の創業者で、五島美術館のコレクションを集めた近代数寄者の一人です。表千家を習ったそうですが、茶名は聞きません。

 

 

 
さて、道具はとりあえず、手近なものを。
・水指 柚子黒 杉浦芳樹作
・茶器 面中次
・茶盌 備前 楽形緋襷 鬼佛庵楽生作
・蓋置 京瀬戸 立鼓 浅見与し三作
 
地板と思われていたものは、上板と同じサイズなので、おそらく中板として用いる掛籠(掛子・かけご)であろうと思われます。
 
なので、芝点ての要領で、茶器・茶盌を左右に下ろして仮置きし、掛籠を下ろして拭いてから両器を並べます。
 
 
あとは、別段変わったことはなく、茶盌に用いてもいいですし、茶器と茶筅の置き場としてもいいかと思います。
 
 

これでなんとなく点前ができそうな気がしてきました。

次は風炉で、やってみたいと思います(5月過ぎてから)。

 

最大の問題はこの箪笥物をなんと呼ぶか?です。

 

現在の候補は

・花菱箪笥(地金の模様が花菱なので)

・若狭箪笥(透かしが入隅なので、若狭盆に因んで)

・五島箪笥(丸に花菱が五島慶太の家紋なので)

・水指箪笥(水指棚のような箪笥物なので)

 

あなたならなんと付けますか?

※正式な名称がわかるまでの仮称ですけどね。

 

流派を超えて――諸流皆我が流。

 

 紅雲庵姉さんから、ヤフオクに同じ物が出ているとの連絡がありまして、見たところ、なんと「煎茶道」の「寿棚」という名称が付いていました。

 

 うーん。これを棚とは呼べないのが茶道。

 しかも寿箪笥では様になりません。新字体の寿は「丰」と「寸」に分解できる漢字なので、「丰寸(ほうすん)箪笥」とでもしますかねぇ? それともいずれ塗りに出して道舜箪笥にしてしまうか(笑)