本日は旧暦の大晦日。

 旧暦十二月三十日。己亥師走壬申。


 今年は朔旦立春のニアミス!一日違い!残念!
 
 大晦日は「おおみそか」と読みますが、「みそか」は「三十日」の和読みです。これに対して日本ではもともと「晦(つごもり)」と言っていました。
 つごもりは「つきごもり」の転訛と言われており、月が隠れる(新月になる)ことから、「つきごもり⇒つごもり」となりました。
 
 一年で最後の晦を「おおづごもり」と呼んだ訳ですね。「おおみそか」は最後の三十日なので、おおつごもりと同じように「おお」をつけたようです。

 末日を「みそか」と言うのは月が大体二十九日か三十日あることから、大体三十日を一カ月と考え、その末尾の日ということからの商習慣のようです。


 そうそう、支那では「除夕」、日本では「除夜」とも言います。煩悩を打ち消す「除夜の鐘」はここから来てきます。


 この『除夜』は「除日の夜」の意味で、「除には」「古いものを取り除いて新たしくする」という意味があり(掃除に似てますね)、その年の暦が終わって新たしい暦を迎える大晦日の意味になったんだとか。

 茶道では、大晦日から元日に掛けて、年またぎの茶事をします。初炭と薄茶と年越し蕎麦で軽く済ませたのち、客は参詣し、戻ると改めて新年の茶事が始まります。

 この時、亭主は種火を灰に埋めて保管し、古い種火から新しい種火に移すという、聖火リレーのようなことをします(*^_^*)

 新年の茶事では屠蘇を振る舞う場合もあるようです。注連飾りのある高麗卓(表千家)などが知られますが、多くは流儀を代表する棚で行うようです。当流ですと扇卓でしょうか^^

 月桑庵でも、いずれこの年またぎ(年越)の茶事をしてみたいものです。

  いまどきは行うのも難しい時代ですが、逆に新暦の正月でない方が、正月のあわただしさも一段落してからとなりますので、よいかなぁ~などと思っております。

 掛軸としては「歳月不待人」や「無事是貴人」「看々臘月尽」などが相応しいかと思います。また、歳神(干支)の入ったお軸というのもありですね(新年に掛ける軸と対になるような形で)。