本日は旧暦十二月十五日、師走丁巳。二十四節気の第二十四、大寒です。
大寒は、一年で最も寒い時期です。
寒稽古や寒気を利用した食べ物(凍り豆腐、寒天、酒、味噌など)を仕込む時期でもあります。
『暦便覧』では「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」とされ、節分までのこの期間は一年で最も寒くなります。
茶道では、暁の茶事の時期で、厳寒の朝の夜明けを愉しむという趣向を行う頃でもあります。大晦日と元日にかけて行う「年越の茶事」の前触れともいう茶事ですね♪(暁の茶事は2月ごろまで行います)
また、小寒から大寒にかけての寒中は、筒茶盌で暖かい抹茶で体を温めるのが趣向の一つでもあります。
この時期の御軸としては、旧暦合の歳末ですので「寒儘不知年」「寒松一色千年別」「歳月不待人」などもこの時期のものとして相応しいかと存じます。
今年の大晦日は2月4日。立春が大晦日。朔旦立春に一日足りない!惜しい!
歳末のご挨拶はまた改めて♪