本日は玄猪。
玄猪というのは、本来旧暦十月の別名で、これは旧暦十月が「亥の月」だからです。
亥は「水」の属性をもち、火に剋つとされていますから、火を使う行事はこの頃に行われます。すなわち「炉開き」です。
重なるということが縁起がよいとされることから、玄猪を上亥とし、武家が炉を開く時期であったとも伝わります。二の亥の日が中亥。三の亥の日はが下亥。
町人茶は二の亥の日か三の亥の日に炉を開くものなんだそうです。今年は三の亥はありません。
これはなにも茶道に限ったことではなく、「炬燵を出す」とか「火鉢の使い始め」なども、この日からということだったと言われています。信心深かった昔の日本人は、こうした風習を大事にしていました。
そしてこの日に食べるお菓子が「亥の子餅」です。「玄猪餅」ともいいます。
今年の二の亥は11/27ですので、去年と違い亥の子餅にはありつけますね♪
和菓子屋さんにお願いしたいのは、きちんと風習のゆらいや時期を守っている人たちのための旧暦の時期や月遅れでの販売もしてほしいってことですかね。
炉開きに相応しいお軸といえば『壺中日月長』『紅炉一点雪』がパッと思いつきますね。『開』などもよく使われます。
新暦で11月だから『霜月照清池』というのは季節外れですので辞めましょう。禅語の季節は旧暦のことを指していますので、時期が違います。
個人的には『閑座聴松風』もいいなぁ〜と思っています。他には茶人正月なので、『彩鳳舞丹霄』などの正月物や『山呼萬歳声』などの祝物も使われます。
皆さんは何を使われますか?(^^)/