全く別畑での話ではありますが、優秀な社長の条件ってご存知ですか?

 

 ・売上高を更新し続ける社長

 ・従業員から尊敬されている社長

 ・大金持ちな社長

 ・後継者をきっちり育てている社長 

 

 どれだと思います?

 

 結論から言うと「後継者をきっちり育てている社長」が最も評価が高いんです。

 

 

 社長になにかあっても後継者がきまっていて、きちんと育っていれば事業は継続し、社員が路頭に迷うことはありません。

 

 

 これは社中にも当てはまります(そもそも社中って会社って意味ですし)。

 

 つまり、先生の一番大事な仕事とは「後継者を育てる」ことなんです。

 

 ちらほらと「いい先生だったけど、お辞めになられたので、新しい先生を探しているんです」という話を聞きますが、それはすなわち「後継者がいない」ということですよね。

 

 後継者とは、単に教えるに留まらず、先生の道具を受け継いだり、地位を受け継いだりする人のことです。よくあるのが、叔母から姪へと受け継がれるケース。次が姑から嫁へと受け継がれるケース。茶家などでは、親から子へと受け継がれています。

 

 私は、師匠の後継者となりました。

 地位は受け継がないでしょうが、道具は少しずつ譲っていただいています。

 私の跡は、息子がやる予定です(途中で辞めなければ)。

 

 後継者がいなければ、社中は空中分解してしまいます。

 後継者がおらず社中を解体せねばならないときは、せめて次の行き先を先生が紹介するぐらいのことはできないものでしょうか。私はそれが最後の責任だと思うのです。

 

 先生は安易に始められません。

 引っ越しましたで、弟子を放り出すとか絶対ありえません。また、結婚して旦那さんの赴任先についていかなければならず社中をお休みしてそのまま再開されず……などという話も聞きます。

 

 先生になるというのは、弟子の茶人人生を預かるのと同じです。

 その弟子は途中で辞めてしまうかもしれませんが、一生来続けられる環境を整えることが、先生としての第一歩だと思います。

 

 それがいい先生の条件ではないでしょうか。

 先生を選ぶとき、それらも加味して選ばれることをおすすめします。