「こんなふうに何でもないことを、毎年同じことができるということが本当に幸せなんですね」

 

 日日是好日の中で、武田先生が「毎年代わり映えしなんだけど」と道具が同じであることを前置きして仰る台詞です。

 

 当庵でも、毎月の道具は年とともに変化していますが、基本的には大きく変えていません。

 

 勿論それだけの道具を持っていないということもありますが、やはり道具には季節感が伴うからです。

 

 私はまだ、五十前ですから、短くてもあと二十年以上、続けていけると思っています。

 もう初めて六年になるのですが、毎年、毎年、同じ道具でも皆様飽きずに通ってくださいます。

 

 それって「同じことができる幸せ」であったなぁ……と振り返ると思うことができるようになりました。

 

 それでも、一度として全員が同じ面子であることはなく、毎年少しずつ道具も違い、何かしらは変わっているんですね。干支も違いますし。

 

 でも、同じものも多い(ウチの場合は濃茶の棚物と薄茶の棚物が入れ替わるので、完全には同じではありませんけども)中で、新しい発見を、気づきを得ていただければ幸いです。

 

 次は炉開きの「お茶事へ行こう」です。

 まだ、枠は埋まってないので、揮ってご参加くださいましm(_ _)m