習うなら近所で……というのがよくある先生の選び方。ご近所付き合いがあったりして、辞めにくいというのもあるかもしれませんね。
次がご縁があって知り合った先生に習うという選び方。通える範囲なら、多少遠くても好きな先生に習う方が続くかも?なんて話も聞きます。でも、距離の壁は交通費などの負担もあって、足は遠のくばかり……なんてことも。
そして、家元などに連絡し、地域の先生を紹介してもらうという選び方。行ってみるまでがドキドキですね(笑)
どの選び方にも一長一短がありますし、ネットなどで相談しても実際にその先生に会ったことがある人と話せるケースなんてまずありません。
よく、「先生次第」なんて言う方が居ますが、私はそれは間違っていると思います。なんでも「自分次第」です。習うのも学ぶのも自分です。先生に不満を覚えたということは、自分が成長した証ではなく、増上慢――自分が驕り高ぶっている状態であるということです。
自分より後から始めた人ばかりに先生が構って全然先の点前に移れない……というのはよく聞く話ですが、上の点前に行く前に、自分の点前を冷静に見つめ直してはどうでしょう?
茶道は理屈ではありません。
扱いを知っていても、実際にスムースにできるようになるには時間がかかります。上の点前に相応しい技倆を持っていれば自ずと自分が次の段階に移ります。
茶道の規矩というのは教える人でなければ必要のないものです。ですから教えなくてもいいことなんですね。そこは自分で考えて答えを見出して、気づいて、悟得する――それが茶道。
だからこそ、先生は弟子のためを思って準備し待っていたりします。待つことが師にできる弟子のための唯一の手段なのかもしれません。私も結構待ちます(笑) 今月はいつくるかな? 今日は突然時間ができたりしないかな? なんて。来ると言われてなくても、来ないかな?って待ってるもんなんです。ですから、行かれないときでも行かれるときでも、必ず連絡しましょうね。
不意に時間が空いたとき、電話してみてください。きっと「お茶を飲みにいらっしゃい」と言ってくださるはずです(自宅でしている先生なら)。
映画「日日是好日」にもそういうシーンありましたね。
先生だってお弟子さんに会えるのは愉しみなんですから。
それと、よくネットで耳にする「先生との相性云々」というのは、自分の行きたくない心がしている『言い訳』だと私は思います。先生を変えたがる人に長続きする人は少ないと思います。「社中の人に嫌がらせをされる」とか「稽古をしてくれない」というようなことでない限り、安易に変えるべきではありません。
他人は自分を写す鏡ですから、もしかしたら、自分も他人にはそう見えているのかも?
変えるにしても一度先生に相談してみるといいかと思います。それでものときだけにした方がいいと思います。
敷居が高いのは自分の所為。
ハードルが高いのは努力不足。
世の中で先生の所為にしている方は、信用なさらない方がいいと思います。