茶入盆とは、濃茶で唐物茶入を用いるときに使われ、用いる際は盆点と呼ばれる点前をします。

 盆点はあくまで『割稽古』であり、当然ながら棚物でも行えます。

 さて、茶入盆は、必ず拭き清めてから用いますが、当流には三つ拭き・五つ拭き・七つ拭きがあります。

 これは茶入盆の格や点前の格によって(点前の格が変われば自ずと使う道具も変わりますので)変わります。

 さて、今回入手した赤鞠挟盆は、鏡(受け)が円であり、外側の形が五方になっています。五角ではなく、辺の部分が内側に撓んでいて、角のところに筋があります。

 そこでまず五角盆の拭き方を調べました。

 五角盆は四つ拭きとなっていますが、当流には四つ拭きというのはありません。

①鏡(受け)を横一つ
②天頂から右斜めに一辺
③右上角より左下に向かって下辺まで二辺
④左下角より左上に向かって天頂まで二辺

 と解説されていました。
 でも、数が合いません。五角だから拭き方を四つにしたんでしょうか?

①鏡を左から右に横拭き
②天頂から右斜めに一辺
③右上角より下辺に向かって一辺
④天頂より下辺に向かって二辺
⑤下辺を左から右に横拭き

 の方が自然な気がするのですがねぇ。

 さて、鞠挟五方盆ですが、これは五角盆とはことなり、五方の筋を拭くのが正しそうです。しかし、そうなると縁拭きだけで五回拭くことになり、鏡(受け)の部分は二つ拭きにしないと、奇数になりません。

 そこで、筋を中央から外に向かうように五つ拭く前に半円・半円の二回で鏡(受け)を拭けば七つになります。

 これで一度稽古してみて、師匠に確認してみるとしましょう♪