先日来、Instagramを注意深く見ていると「風炉先屏風が棚より低い写真」がかなり挙がっていることが解りました。

 

 道具屋さんによると、そもそも風炉先屏風と棚物の関係性を教えている先生が少ないようで、道具組みでそこまで気にしている先生も少ないとのこと。

 

 私の場合、師匠から「最初に買うのは利休好みの高さのものにしておきなさい」と言われていたので、そうしました。

 

 背の低い棚物のときは、妙に風炉先が圧迫感あるんですけどね(笑)

 

 風炉先というのは、「真台子に茶入を載せた高さ」を基準としています。

 

 利休好 高さ二尺四寸 幅三尺五分

 宗旦好 一尺八寸  

 石州好 高さ二尺七寸(台子専用)

 ⇒真台子の上の天目台に載った天目茶碗までの高さ」

 

 このことからもわかるように「風炉先屏風は棚物よりも高くなければならない」と決められています。

 

 これは、道具に風が当たらないようにしたり、壁を火の乾燥から守ったり、灰が飛ばないようにであったり、また「視覚的な安心感を与えるため」であったりします。

 

 ではなんで棚物より低い風炉先があるの?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、簡単です。

 

 平点前や運び点前、野点などで用いるためです。

 特に野点は「規矩無用」と言われるものであり、背の高い風炉先は風に煽られてかえって危ないからです。それでも、灰や火を守るためにある程度の高さを必要としたということかと思われます。

 

 先日の小間の腰張りも、二段張りで一尺八寸という数字がありました。

 腰張り屏風も九寸が基準になっています。

 

 お持ちの道具は正しく規矩に添っていますか?