茶室にて間取り違ふも変わらぬは

小間の腰張り広間風炉先 道舜

 Facebookの投稿で、棚物の向こうに腰張りのようなものが見えた関係で、「腰張りですか?」という質問をさせていただきました。

 

 私の記憶では「小間は腰張り、広間風炉先」だったはずなので<点前座

 

 客付は、客が壁をこすってしまう可能性があるので腰張りをする場合がありますが、広間はしなくても構いません。小間の場合は、狭いため客が詰合いますので、必ず腰張りをします。

 

 また、小間は風炉先を置かぬ代わりに点前座にも腰張りをし、火の乾燥から壁を守ります。

 

 腰張りには

 

一段張り|九寸
一段半張り|一尺三寸五分
二段張り|一尺八寸

 

 の三種類があります。

 
 小間は基本的に一段張り(腰張り)で、九寸。

 九寸というのは約27cmです。

 この腰張りは風炉先の代わりになります。

 棚物は必ず棚物より背の高い風炉先を使う約束(規矩)ですので、小間では棚物を使わない訳です。

 

 二段張りというのは、小間の水屋や客付にするものです。

 また、台目席などは囲われていて狭いため、一段半の場合もあります(でなければならない訳ではない)

 小間でも一段半にすることもあるそうですが、この理由は解りません。

 広間の客付きや水屋は一段が一般的です。必ずしもしなければならないものでははりません。

 

※小間で風炉先を用いない⇒腰張りをする

※広間では点前座にはしない(意味を知らずにする人もいるかもしれません)。

 

 いろいろな道具を扱わせるためとはいえ、規矩を外れて教えるのは、取り合わせのことを理解できなくなりますから、規矩はきちんと教えてほしいものです。