馬来田の 嶺ろの笹葉の露霜の
ぬれてわ来なば 汝は恋ふばそも
うまぐたの ねろのささはのつゆしもの
ぬれてわきなば なはこふばそも
万葉集・不知詠人
新たな茶杓の歌銘です。
通称は「馬来田(うまぐた)」になりますかねぇ。
これは遠州公が本歌の茶杓に
小倉山志くるるころ能朝な朝な
きのふはうすきよもの紅葉は
と続後撰集にある藤原定家の歌を引いたもので、錆胡麻(遠州の好)の筒に象牙の蓋という追筒をした茶杓です。
流石に象牙の蓋は無理なので、普通の蓋にしてもらいますが、白漆の蓋という手もあったな……とか今更思っていたり(爆)←いったいいくら掛けるんだ?
もともとは才蔵と名前をつけようかと思っていたのですが、流石に遠州公が歌銘をつけているのに、それに因まないのはないな……と思って、この歌を引いてきました。
馬来田とは千葉県木更津の地名で、丁度真里谷(まりやつ)城のあたりが見えるところです。その辺りの山々の連なりを馬来田の嶺(ね)と言っていると思われます。
8月に使う予定だったのですが、間に合わなければ(まず間違いなく間に合わない)、来年のお披露目ですね。
拙い字ですが、筒に歌銘を書こうかと思っています。
が!数日後……本歌の茶杓が同形の別のものになりることに。ですが、このまま行こうかと思います(笑)